「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想一覧

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佐藤大輔の作品だったと思いますが、こんなことが書かれていました。
古今東西を問わず、軍隊には、表現は異なれども、以下のような意味の言葉が伝わっていると。

『有能な怠け者は司令長官に、有能な働き者は参謀将校に、無能な怠け者は連絡将校にせよ。そして、無能な働き者には消えてもらえ』と。

無能な働き者が無能な怠け者より有害なのは、「周囲が尻拭いをしなければならないことを、次から次へとしでかす」からでしょう。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>『有能な怠け者は司令長官に、有能な働き者は参謀将校に、無能な怠け者は連絡将校にせよ。そして、無能な働き者には消えてもらえ』と。

この格言はいろんな人物の言葉として語られていますが、実は出典が不明です。一見もっともらしいので良く引用されますが、中身のない言葉だと感じます。

実際問題としては、
指揮官は誰よりも有能で誰よりも積極的で誰よりも働き者でなければ務まりませんから、有能な働き者である必要があるでしょう。
参謀は積極的で勤勉であるに越したことはありませんが、積極性に欠ける人や勤勉さに欠ける人でも有能であれば務まります。
無能な怠け者というのは、能力が欠如している上に積極性も勤勉さも無い人ですね。世の中ではこういう人種が圧倒的多数派ですので、厳しく監督しながらルーチンワークに使うことになるでしょう。
無能な働き者は余計なことをするから銃殺しろというのに、同意する人が多いのは不思議な話ですね。こういう人は現場監督、規律の取締り、情報収集なんかを任せれば、良い仕事をしますよ。つまらないことを自発的にやる人というのは、組織ではとても役立つ存在です。指揮官や参謀にすると尻拭いしないといけないことをやらかしますが、物は使いようです。 
yami1969
 
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近づいて来たな・・・親友のアンドリュー・フォーク准将の階級を超える瞬間が・・・。
落ち目の、ロボス派なら引くのは簡単そうだな。
もう少し高くなれば、僻地に飛ばされている・・・元4=2惑星の総指揮官を呼べるのにね。
艦隊運用の、後方補給指令としてね。

それに、艦隊運用の作戦課の要員は、確定している飛ばされる要員を、性格を考慮して丸ごと引き込めれるよね。

後は・・・准将の副官候補か・・・・
前歴の最後の総指揮官の副官だった・・・ズール何とかカリッターは、どーですかね。 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤはまだ准将ですから、大佐までしか部下にできないんですよね。それも部隊指揮官の人事には手を出せないから、幕僚だけです。 
ネルピ
ネルピ
 
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「人を使うのが上手く、組織を円滑に運用する能力に長けた英雄」とかそういった感じで後世に語られそうな感じですねw
TUEEものも読んでて爽快なので好きですけど、こういった地に足がついた主人公で面白い話というのは中々見つからないですし、楽しく読ませてもらってます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
現時点では、パトリチェフが評したような冷静沈着で頼れそうというのが一般的なエリヤ評でしょう。しかし、一人称で語られるエリヤというのは、小心で頼りなさそうです。実態と世評が離れていくこともありえるのが、人間社会の面白いところです。

英雄を英雄の視点で見る神々の戦いみたいなストーリーも良いですが、そちらは名作が多いので、あえて英雄を仰ぎ見る視点のストーリーに挑みました。 
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チュン・ウー・チェン大佐は、同盟の末期にようやく名前が出てきた人で、この人がもっと序盤に出てきていたらなと思っていましたが、今回は序盤(まだアスターテが終わったばかり)から出てくれるんですね、楽しみです。

確かに、エリヤからしたらチェン・ウー・チェンは参謀として適任だと思います、エリヤは自分で引っ張るよりも誰かに任せつつ自分の役割を果たすタイプですし、ヤン・ウェンリーですら扱き使えるような人ですから、エリヤをあれこれするにはかなりの適任かとw 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤは早く昇進しすぎたせいで、経験が足りません。だからこそ、貪欲に勉強を重ね、人を頼ることも厭いません。

マイペースなチュン・ウー・チェンと神経が細かいエリヤは好対照ですね。 
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良い点
とうとう准将。
軍における特権階級の最上層部に足を踏み入れましたね。

はてさて戦隊司令官ですが、着任先の艦隊はどこになるのか。帝国本土侵攻作戦ももう目前ですし、参加者の7割が死亡という最大の死亡フラグを前に、はたしてエリヤ君は生き延びられるのか!?
 
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>ダーシャからの伝聞でしか知らない彼女は、俺の写真を携帯端末の待ち受け画像にしているという美的感覚の欠如

もしかしてこの子は妹のアルマな気が。。。

ちなみに気がつくとダーシャと付き合ってましたけど、正確にはいつから付き合ってるんですかね?
  ※ダーシャに喰われた? エリヤが告白した? 
作者からの返信
作者からの返信
 
どんどん歴史の車輪の回転が早くなっています。エリヤの運命がどう転がるのか、まだまだわかりませんね。

エリヤは普通に人気あると思います。本人がそれを受け入れないだけで。

正確にいつから付き合ってるかは、当人同士もわからないんじゃないでしょうか。そういうカップルとして描いています。 
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更新お疲れ様です。

ふむ・・・・史実通りに進むのなら、エリヤが所属する第11艦隊はヤン艦隊に全滅されてしまうのだが、エリヤが指揮する分艦隊はクーデターには不参加の流れか?
まあチュンがエリヤを止めるのだろうけど。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤの戦隊が第十一艦隊とは限りませんよ。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
原作より。ロボスとシトレを取り巻く情勢がひどい。
テロがここまで尾を引くとは。
海賊討伐の最中、略奪や、暴行か、まぁどうしても戦争してると、殺伐としてくるからなぁ。
ドーソン、クブルスリー謝ってるんだから、一緒に謝ればいいのに。


 
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何とか准将に昇進できそうな、エリヤ
昇進後、結婚の御報告か?
次の更新待ってます。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
まあ、謝らない理由については、本文中でエリヤが説明しています。 
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悪い点
>不祥事の多発は第一艦隊も同様であったが~
同じ記述が68話中で2回使われています、片方を削るか表現を変える修正をした方が良いと思います。
 
 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご指摘ありがとうございます。修正いたします。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れ様です。

アスターテ会戦。淡々と書かれていますが、そうであるが故に同盟側が受けたショックがとんでもないものだという事を認識させられますね。
アムリッツアの大敗がクローズアップされますけど、アスターテも3個艦隊が文字通り壊滅するという大敗北な訳で、艦隊戦力の差が一気に2倍近くにまで膨れ上がれれば、そりゃあイゼルローン攻略戦という博打に手を染めたくなるのも無理ないです。

今回の一件ですが、最大の利益を得たのはレベロで、次点でトリューニヒト。なんとか収支がトントンなのがシトレで、試合終了直前がロボスですね。
特にロボスの場合は、ロックウェルやパエッタと言った派閥の有力将官までもが寝返るという悲惨さであり、派閥が瓦解寸前にまで追い込まれています。
まあトリューニヒトも、派閥の中心となるはずのドーソンが見事にこけて、戦術面でドーソン以上の能力を持つであろうパエッタも、アスターテの大敗北の責任を取らされることで表舞台から退場。
やはり落ち目とはいえ、軍主流派であることから有能な将官を多数抱えていたシトレ派の層の厚さが目立つことになりました。

しかしここまでくるとフォークの負担はますます増えることになりますね。
この世界のアンドリューは、責任感がとても強く、また他人の期待に応えようという意思がものすごく強いので、落ち目のロボス派を必死になって支えようと無茶無理をすることになり、それが元で周囲とのトラブルを発生させる危険性が生じることになりますし。
エリヤじゃないですけど「もうゆっくり休め」といいたくなるような状況なんだろうなあ。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
三個艦隊壊滅って、同盟軍史上でも十本、下手したら五本の指に入る大敗なんじゃないでしょうか。「軍務省にとって涙すべき十分間」並みのインパクトでしょう。

対テロ総力戦では動かない人が得をしました。サンフォードが大損したのは動きすぎたからです。シトレも大損したんじゃないでしょうか。分厚い後継者候補のおかげで持ちこたえてるだけで。実はロボス派の失点は少ないんですが、それ以前に重ねた失点で政治的な体力が尽きてるんだろうと思います。

この状況でロボス恩顧のアンドリューが何を考えるか。想像に難くないですね。 
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もし、ルドルフの亡霊が現れたら、こんなことを言い出すのかもしれません。
「民主主義の最大の欠点は、決定の遅さではない。政治も軍事も、凡人のレベルのそれしか、実現できないことだ。」と。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ルドルフが憎んだのは凡人の怠惰ではないかと、私は思っています。実のところ、凡人が凡人であるがゆえの怠惰を憎むという点では、ルドルフもラインハルトもヤンも同じなんですよね。

ここで言う怠惰というのは、整理整頓ができないとか、寝坊するとか、雑務を嫌うとか、そういったヤン・ウェンリー的な怠惰のことではないですよ。

他人が苦しんでいても、面倒だからといって知らんふりする。
嫌な現実を見ようとせずに、他人任せにする。
自分の運命を自分で決めるのが面倒で、他人に決めてもらおうとする。
果たすべき義務を果たさず、他人に押し付けて平然としている。

そういう怠惰です。 
mujina
mujina
 
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>シドニー・シトレ元帥の推進した少数精鋭による地方防衛戦略は、地方部隊の戦力低下を招いてエル・ファシル動乱のきっかけとなったという批判

ロボスと比べれば些細なミスジャッジだけど、
事実なだけに辛いな。

どうやらトリューニヒトは地方の治安が落ちることを恐れて、シトレの少数精鋭主義を問題視していた構図は
エル・ファシル動乱以前からのものでしょうし、本当に国がひっくり返る騒ぎになったのだから、シトレに対向するためにかばっていたロボスと違って追い落としに容赦なくなるということですね。

シトレ派にとって救いはドーソン・クレメンスが宇宙艦隊司令長官や統合作戦本部長には不的確という評価がついたことくらいかな。

でも次代のリーダー候補はルグランジュ少将を取り込めば次の次では十分ですし、その次はエリヤくんも候補になりそうなので、シトレ派も油断できない状況。

ロボス派はフォークがまさに最後の希望という状況かも。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
宿敵ジョアン・レベロの盟友であるシトレは、トリューニヒトにとっては何が何でも蹴落としたい相手でしょう。

ルグランジュは取り込めるような人物ではないと思います。

次期本部長と次期司令長官の候補を何人も抱えているシトレ派はともかく、ロボス派は危ういですね。 
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 ヤン・ウェンリーを、「軍人らしい性格」と言うのは、やはり語弊があると思います。
 少なくとも、彼の価値観や思想は、学者のそれであって、軍人のそれではありませんでしたから。

 ただし、「軍司令官向きの性格」と言うのなら、その通りだと思います。

 彼はいわゆる「有能な怠け者」であり、嫌になるほど冷静沈着、かつ理性的であり、軍人でありながら戦いが嫌いで、ゆえに、勝利にも浮かれることがありませんでした。
 価値観が軍人のそれではなく、軍人的な性格でもないから、軍事ロマンに思考や行動を左右されることが無く、作戦指揮も常に理性的、かつ冷徹でした。

 ちょっとしたパラドックスですが、彼は、軍人的でないがゆえに、軍の指揮官としては理想的な性格だったんだと思います。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンの性格は実はまったく学者的ではありません。特に歴史学者とは完全に真逆の資質の持ち主です。

研究というのはきわめて地道な作業です。それもつまらない作業が物凄く多いんですよ。大海の水を茶碗ですくって、海底の針を探す作業といいますか。しかも、一生かかっても針が見つからないことも多いのです。そして、研究者の人間関係って物凄くドロドロしています。個人的な確執、意地の張り合い、派閥争いといった雑音が絶えず研究に入り込んできます。

研究者に向いている人間というのは、宗教家のような強烈な情熱ですべてを乗り越えていける人間か、人間関係の泥沼を平然と泳ぎ渡れる俗物の中の俗物ではないかと私は考えます。一般に言われる世間知らずの学者というのは前者ですね。ヤンのように俗事に煩わされることを嫌い、狂熱とも言える情熱のままに俗事をぶっちぎれるわけでもない合理主義者は研究者に最も向かないタイプです。

逆に軍人にはとても向いています。意味のない面倒を嫌い、凡人が気にかける俗事を気にかけないがゆえに、冷徹なまでに損得を見切れるからです。反骨精神が強いから、土壇場での度胸も有ります。勇猛な軍人には、強烈な反骨精神の持ち主が多いのです。旧日本軍のイメージから、勇猛な軍人というのは上に忠実で言われるがままに死地に赴ける人種と思われがちです。しかし、指揮官に勇猛さを求める英米系の近代軍の名将には、軍隊的な秩序に馴染めずに上に逆らうことが趣味としか思えないような人物がたくさんいます。そういう男は死地に置かれても、決して心がくじけません。あらゆるものに逆らって生きている男は、迫り来る死にも逆らおうとするのです。勇猛な合理主義者であるヤンは、英米系の軍隊が求める最高の軍人の資質の持ち主です。

有能な怠け者という出展不明の格言はともかく、ヤンは軍隊的な秩序に馴染まないし、自ら戦いを求めませんが、いざ戦場に立てば誰よりも果敢に戦います。軍人に求められるのは、ただ一つ。「戦う男」であることです。軍隊的な秩序に馴染んでいるけど、戦う男でない軍人というのは、軍服を着た役人に過ぎません。誰もが戦う男には成り得ないから、次善として軍服を着た役人の出番が多くなるのです。ヤンは軍服を着た役人からは最も遠く、戦う男に最も近い生粋の軍人でしょう。


ヤンは銀英伝で最も軍人的な人物であると私は思います。レンネンカンプやビッテンフェルトが他の仕事をしているところは思い浮かぶのですが、軍人以外の仕事がまともに務まるヤンは想像がつきません。 
(非会員)
 
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結果を総括すると?

トリューニヒト1人勝ちかあ。

シトレはロボスに道連れにされ本部長再任の道は閉ざされた。

ロボスは自滅で最早死に体。

クブルスリーとドーソンは部下の不祥事続出で昇進無し。

ルグランジュとエリヤも煽りを喰らいこれまた昇進無しの可能性大。
エリヤの将官への昇進は難しいだろうな!如何にトリューニヒトの後ろ盾が在ろうとも、同盟の主敵が帝国軍で或る以上は対帝国軍戦で差したる功績が無いエリヤを准将に昇進させるのは流石に無理が或る。


アスターテ会戦で総指揮を取ったパエッタも同盟軍壊滅の責任で更迭確実。

壊滅した同盟軍の中で数少なく奮戦し全面敗北を防いだヤンの昇進は確実。
これ以降ヤンの不敗伝説の始まりか?


しかし、同盟軍宇宙艦隊で的もに戦える将官がシトレ派かシトレに近い人物しかいないのはどうしてなのだろう?

グリーンヒル大将

ビュッコク中将

ウランフ中将

ボロンディン中将

クブルスリー中将

ヤン准将

キャゼルヌ少将・・・キャゼルヌはちょっと違うかな?

ビュッコクがヤンが台頭して来るまでウランフとボロディンの2人を頼りにしていたが、逆に言えばそう頼りに出来る前線指揮官が2人しかいなかった事の証拠ですな。
クブルスリーは前線指揮官と言えば寄りも、有能な管理職で後方支援や治安維持で本領発揮するタイプだからビュッコクは対帝国軍戦では頼れなかった。ヤンの台頭はビュッコクからしたら嬉しい誤算だったろうな。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
対テロ総力戦であまり動かなかった人がいい目を見ています。

武勲は対帝国戦だけとは限りません。ビューフォートは海賊との戦いで准将に昇進しました。ドーソンとクブルスリーも不祥事がなければ、大将に昇進できたでしょう。

原作ではシトレ派の視点で進むので、シトレ派に人材が集中しているように見えますが、帝国領侵攻のアップルトン、ドーリア星域会戦のルグランジュ、大親征のビューフォートも相当優秀な指揮官だと思います。第三次ティアマトで自滅したホーランドも栄光に目が眩まなければ、十分に名将足り得たのではないでしょうか。 
不来庵
不来庵
 
良い点
架空史について歴史の修正力……というのも変な話ですが、気がついてみれば原作第1巻前半の状況そのものになりつつあるのがgkbrだったりします。

さて、エリヤ・フィリップスという異分子の存在するこの銀英伝世界がどう動くのか、楽しみです。
 
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アスターテ会戦、やっちまったか……
ヤン艦隊設立フラグが立ったかなw
(半個艦隊規模ならこの状況でもなんとか捻出できそうですし、イゼルローンを落とせたならその後戦力回復まで防御に徹することも可能、というわけで、ヤンの能力を信頼できるなら一定の合理性はあるんですが、その思惑(要塞をビンのふたに)が通らなかった展開を知る身としては……(以下原作参照))

こうなると、アンドリューくんがエリヤ君の知る好青年であり続けていられるかどうかがとても不安だったり。
恐らく、彼がロボス派最後の希望でしょうから、プレッシャーの増大振りは半端なくてもおかしくないでしょうし。 
作者からの返信
作者からの返信
 
必勝の戦略というのはオーソドックスで面白みがありません。戦略の天才ラインハルトはオーソドックスな展開に導こうとするでしょう。

シトレ派はだいぶトリューニヒト派に押し込まれています。ロボス派は後がありません。この先どうなるのか、先は見えません。 
(非会員)
 
コメント
おや?もしかして第4艦隊、第6艦隊はアスターテ会戦には不参加なのでしょうか?
代わりに参加をしていたのは、第3艦隊、第7艦隊?

史実では翌月5月にはヤンの第7次イゼルローン要塞攻略作戦が始まりますが、シトレの本部長再任の可能性が無くなり博打の要素が強い第7次イゼルローン要塞攻略作戦が無くなりそうですね。
それとは関係無しにシトレはヤンにイゼルローン要塞攻略作戦を命じるのでしょうか?
 
作者からの返信
作者からの返信
 
さあ、どうなんでしょうね。

危ないからこそ博打に出ることもあるんじゃないでしょうか。 
(非会員)
 
コメント
 ヤン・ウェンリーが、『温和な表情で辛辣な台詞を吐く』と言われたのは、やはり、『誰も直視したくない不愉快な現実を、指摘してしまう』からだと思うのです。
 不愉快な現実から眼をそらすのは、顔をそむけるのは、愚かなことであり、非理性的な行為である。それは誰でも知っていることです。しかし大多数の人間は、解っていてもそうせずにいられない。

 しかしヤン・ウェンリーは、それが愚かだと、非理性的だと正面から指摘してしまう。だから、他人から見れば辛辣な台詞を吐くことになり、周囲と摩擦を起こすことになってしまうんです。
 並外れて賢明で、人一倍理性的な彼は、どうしても他者に、『賢明であること・理性的であること』を、求めてしまいがちなんですね。 
作者からの返信
作者からの返信
 
意識が高すぎるんだと思います。誰も直視したくない現実を指摘する奴って、要するに上から目線の嫌な奴です。他人に対する要求水準も高すぎますよね。

同レベルの能力と精神力を持った人でないと、付き合いきれないんじゃないでしょうか。 
mujina
mujina
 
コメント
エリヤくんは政治・治安維持に強く、人格者と評判ということですか?

ヤンみたいに帝国相手の仕事では栄達しなくても、海賊相手の警備部門では
上位のポストを狙えそうな若手士官という感じなのかな。


質問なのですが、この事件が起きる前の一般市民の海賊の認識はどんな感じだったのかな?

1.日本のヤクザくらいの認識。(堂々と看板を掲げられる)
2.イタリアのマフィアレベル。(社会が必要悪として許容している)
3.チャイニーズマフィアレベル。(社会も許容していないが、強制排除もできないとあきらめている)

 
作者からの返信
作者からの返信
 
今のところはその通りの評価でしょうね。帝国相手の武勲がほとんど無いですよね。

三です。六十二話で海賊が嫌われてると書きました。流通を停滞させるだけで民衆には何のメリットもないですから。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
帝国軍迫る最中、海賊掃討の二面作戦を展開中の
同盟軍。
海賊よほど嫌われていたんだな、海賊退治で、次期統合作戦
本部長、宇宙艦隊司令長官って噂されるなんて。
エリヤ痒いところに、手が届く程の細かさだな。
地元警察とかを友軍として扱うとは。
それにそう聞いて、納得するルグランジュ提督も
なかなか。並みの司令官ならそんな配慮は必要ない
とか言いそうだな。


 
コメント
ルグランジュ原作だと、ヤンに艦隊、全滅させられて
良いとこなかったけど、考えてみれば、ホーランドが
壊滅させてもた、艦隊を再編成して、短期間で復活させた
手際といい、優秀だな。
この作品は、原作で不遇なキャラの救済が魅力的だなぁ。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
海賊退治って結構な大仕事ですからね。あのルドルフも海賊退治の武勲で若くして将官になりました。

エリヤは気配りの人です。ルグランジュ提督もそう。だから、ツーカーで通じるんでしょう。

ドーリア星域の会戦では、部下が降伏を拒んで最後の一艦まで闘いぬいたそうです。そんなルグランジュの統率力の秘密について考えてみました。 
オレンジ
オレンジ
 
コメント
ビューフォートの年齢ですが、7年前(初めて会った時)で30代半ば、今現在で47歳ってのは、やや矛盾があるのではないでしょうか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
再会した時に「数歳は若くみえる」と言ってます。つまり、初対面の時は外見年齢のままの印象で語ってたってことです。 
不来庵
不来庵
 
良い点
エリヤ君が大佐かぁ……ヤン以上、帝国門閥貴族並みの昇進スピードですな。
兵卒出身者としては前代未聞の超特急昇進じゃなかろうか。
(原作に出てくる兵卒上がりの大佐って、軒並み五十歳代だったような)
 
悪い点
第六十六話
 付与同義→付与動議
 
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私の知る限り、近代治安戦を経験したほぼ全ての軍隊が、オーバーキル(やり過ぎてその場でゲリラを鏖殺)や民間人巻き込み(誤殺、又は一般的な犯罪行為(婉曲表現))をやらかしてます。

原因は前線部隊にかかる半端ないストレスなので、決定的な防止策はほとんどなかったり。
(さらに言えば、自陣営で虐○やらかしておいて敵陣営の仕業と宣伝、なんて手口は、しばしば双方でやってたり)

なお、1950年代のマレーシアで英軍が共産ゲリラの制圧に完全成功したときには、ゲリラ:英軍の兵力比が1:20に達したとか。
本気で治安戦を成功させたければ最低限これくらいの兵力と、現地住民の完全協力、ゲリラが逃げ込める聖域の(ゲリラからの)遮断が絶対条件らしいです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご指摘ありがとうございます。修正しました。

昇進が早いのは上司に恵まれたおかげでしょうね。あとは政治家とのコネ。

宇宙海賊の場合は聖域=拠点ということになります。大部隊と現地住民の協力が必要なのは仰るとおりですね。 

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