[押せば押せ 引かば押せ押せ 近場押せ]の小説情報

あらすじ
あらすじ
 荒吹雪駿豊(24)は天紫狼明宝(24)を優勝決定戦で破り、幕内優勝を決めた夜に付け人・田辺太(27)と中洲の裏路地を気持ちよく闊歩する。
 そこに箕島虎雅(たいが)(21)と羅池翔(21)にレイプされそうな長里麻衣(21)を発見する。 
 荒吹雪の注意を促す声に羅池が反応し荒吹雪らに立ち向かう。
 格闘の末に虎雅らを蹴散らした荒吹雪達は 
麻衣のいた場所に目を向けたが麻衣はもういなかった。

 そして、翌日女性を助けたはずの荒吹雪が
警察署にいた。
 荒吹雪が田辺の制止を振り切り虎雅を襲い怪我を負わせたという既成事実が作られていた。
 これは虎雅の父・福岡県議の箕島亮太(56)と弁護士・高藤護(52)が荒吹雪と相撲協会から多額の示談金を取るための策略だった。
 事件をでっちあげられた荒吹雪は弁護士の有馬雄心(27)をたよる。しかし、雄心が動く前に日本相撲協会理事長・洸海に解雇される。
 
 解雇されて一ヶ月、気力を失った荒吹雪はテレビで相撲観戦をしていた。
 そこにあの時の女性、麻衣が雄心と現れる。 
 麻衣は理不尽な事態に陥ってる荒吹雪を救うために週刊誌に証言をのせた。
 
 そのおかげで荒吹雪は晴れて協会に戻れることになった。
 一方、既成事実を作った箕島、高藤には当然の如く社会的な制裁が待っていた。

 しかし、洸海がこれでは協会の面目がたたないとして荒吹雪が田辺に暴行し、うつ状態に追い込んだことも解雇理由にあったと発表
し解雇撤回を認めなかった。
 これを不服に思った荒吹雪は協会を訴える。
 そして、舞台は法廷に移行する。
 驚いた事に協会側の弁護人は箕島であった。
 箕島は議員になるまで九州の龍と異名をもつほど有能な訴訟弁護士で荒吹雪をどんどん追い込む。
 
 復帰の手ごたえをつかめないままに田辺の証人尋問を迎えた。
 
 証人尋問がはじまると雄...
種別 短編〔全1話〕
年齢制限 なし
文字数 19,885文字
1話当たりの平均文字数 19,885文字
掲載日 2013年 12月 03日 19時 42分
最終投稿日 2013年 12月 03日 19時 42分
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完結設定 短編
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キーワード sumo 大相撲 相撲 力士 闇
原作
ジャンル その他
作品の傾向・要素 社会問題 
時代/世界/舞台 平成 
主要登場人物 弁護士