あらすじ | |
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小説家になろう、エブリスタ、カクヨムに投稿。 俺は、誕生日からきっかり九日間、昼間でも夜でも眠ると必ず悪夢を見てしまう。 でも、悪夢は定期的ではなく、俺が忘れてしまった頃をまるで見計らったように、突如として訪れるのだ。 二十九歳で独身の今の俺に、悪夢の魔の手が及んだのだ。 地下鉄に乗っていた俺の瞳に映ったのは、何かにおびえて、両手を頭の上に突き出し、カーと充血した眼をこれ以上は無理なぐらいに見開き、何かを訴えるような半開きの口をしている死体になった乗客達だ。 パニクり恐怖で気が動転している俺は、新大阪駅で降りて、長い商店街を死体に足をとられ、転倒しながら走り抜け、気が狂ったように泣き叫んだ。ここでも同じポーズをしている累々たる死体が、あちこちに散乱している。 地上の様子を確かめようとして、無我夢中で地下から死体の密度が高い階段を何とか上り、やっとの思いで外に出ると、そこは混沌が支配していた。そう、地下以上に滅茶苦茶に混乱しているのだ。 これは単なる悪夢なのだろうか、それとも現実の世界で起きている厳然たる事実なのだろうか、俺にはとても明確に峻別できない。 「こんな現実なんてあり得ない、きっと悪夢の中の出来事に違いない」。 そう思って、あちこち力を込めてつねったが、飛び上がるほど痛い。やはり、これは現実なのだろうか? いや、俺が見ている夢であろうか? あるいは、誰かが見ている悪夢の中かも知れない。何らかの理由で、元いた俺にとっての現実世界から、異世界に紛れ込んだのだろうか? 悲しいかな、俺には判断できない。 いずれにしても、こんな恐ろしい世界に一瞬たりともいたくない。 あんな酷い姿で死にたくない。死ぬのは絶対いやだー! 神様でも、悪魔でも、誰でも良いから、俺を助けてくれ―― |
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種別 | 短編〔全1話〕 |
年齢制限 | なし |
文字数 | 6,529文字 |
1話当たりの平均文字数 | 6,529文字 |
掲載日 | 2018年 02月 19日 16時 32分 |
最終投稿日 | 2018年 02月 19日 17時 25分 |
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完結設定 | 短編 |
警告キーワード | |
キーワード | 悪夢。死体。短編。怪談。幽霊。悪魔さん。恐怖 |
原作 | オリジナル作品 |
ジャンル | ホラー |
作品の傾向・要素 | シリアス,バッドエンド,ダーク,オカルト |
時代/世界/舞台 | 平成 |
主要登場人物 | サラリーマン |