つぶやき

N.C
 
突発的アイディア⑪
『  』(題名とか考えてない)

 一人の少年が、一つの異世界に降り立った。そこは残酷無比な世界。人は人と争い合い、魔族が人を嬲り殺す世界。日常化した死と恒常化した争い。殺人という感覚が麻痺した殺伐とした世界だ。
 しかし、そこにいるには、少年はあまりに優しすぎた。それ故に、彼を助けた少女も見限り、路頭に迷いながらも行き着いた国軍の中で、少年は少女と再会する。
 少女は騎士、少年は伝令役として軍務に従事し、お互いが反目し合いながらも、幾度の死線を越えて絆を深めていく。
 他国の侵攻。魔族の侵略。小国に属する彼らは、周囲からの圧迫に喘ぎながら、常に最前線を疾走する。
 そして起こる最終決戦。人魔一体となって襲いくる脅威。それに小国の騎士は単騎で突撃する。彼女の安否を思う少年は、己の甘い思考を断ち切り、遂に戦場の渦中に身を投じた。
 爆砕の剣術騎士と疾駆の徒手伝令。二人が為すは奇跡か悲劇か。

「私だけでは出来なかった……。だがお前がいれば、これは充分に可能だ!」

「俺は……! 今、時を超える……ッ!」





-追記-
朝っぱらに便所で考えて登校中に確立したとか言うしょうもないアイディア。多分、内容的には一番王道を走っている作品だと思いますねこれ。なまじ今までの突発的アイディアが殺人とか異常とかに偏ってた節があるので余計に。今まで思考したことすらなかった異世界転生もの。しかも自分の流儀に則ってヒロインチートの主人公非最強。一応、『走破力』という概念から鑑みれば最強に属しますが、自分の言うチートとか最強って、もっぱら戦闘力なので。速度だけだと最高で暗殺者ですかね。MMORPGでいうAGI極振りだと思えばいいかと。まぁこいつの場合極振りというより天元突破ですが。本気出すと秒速一キロです。しかも踏み込み一回の走破力。要するに一回踏み込み、蹴り出すだけで一キロメートルで一秒。こいつは速度チートか……。ただ本気出すと設定上死にます。そうしないとマジでチート。
まぁ、自分の作ったアイディアの癖には割と取っ付きやすい設定だと思うので、誰か持ってける人は持ってってください。俺が考えたプロットとか設定とか言いませんから。口出しませんから。上の文章で想像膨らませて書いてみてください。
ちなみこの二人三文字で表すと『爆剣女』と『走破男』。なんかラノベタイトルっぽいけど、片方は爆破術式しか使えない剣術遣いの騎士ということ。もう片方は単純に走破力チートだから。 
N.C
 
すみません
登校中のプロット作成の段階でしたが、物語終盤でそれが出るって設定ちゃんとありました。
具体的にはこんな感じ。

「なぁ。お前は走ることしかできんだろう? 要するに走破馬鹿だろう?」
「凄まじい罵倒な気がするけどそうだな。それでなんだよ」
「今、すごくいいこと思いついたのだ」
「へぇ。それは?」
「いいか? よく聞け? ――お前が私を運び、私が爆砕術式を以て敵を殲滅する。即席の移動砲台だ。どうだ名案だろう」
「お前、俺が戦場出たくないの知ってるだろ」
「知ってるが知らん。お前の走破馬鹿を戦場に生かしてみろ」
「うるせぇ黙れ。……あ、それと欠陥が一つ」
「なんだ?」
「そもそも、お前の爆砕術式って爆弾じゃん。自分の近くで爆発させて加護で自動防御じゃん。おもっくそ砲台できねぇじゃん」
「…………」
(馬鹿だ。馬鹿がいる)

 よかったギャグだ。 
海戦型
 
パッと見て思いついた内容
「いいか、お前は速度以外に脳が無い・・・」
「なんかその言い方傷つく。事実そうだけど・・・」
「私には爆破術式がある。自慢じゃないが騎士団最強の自負がある」
「いや知ってるけど・・・」
「つまりどういう事か分かるか?」
「分かるか!俺の速度とお前が強いのとどう繋がるって言うんだよ?」

「お前が私をおんぶして走り回り、その間私が敵を爆破しまくる移動大砲が完成するのだ!!」
「お前馬鹿じゃないの?」

駄目だギャグになってしまった。