つぶやき

織部
 
『マルリナの明日』観ました
 『ハウス・ジャック・ビルト』同様、着地点がわからない。笑っていいのか悪いのかわからない、真面目なのかふざけているのかわからない作品。
 部屋に死体があるのに普通に生活していたり、女が生首をぶら下げていてもみんな大して反応しなかったり、その生首の主である首チョンパの幽霊が出てきたり、日本人の感覚とはあまりにも乖離している物語の展開についていけない。
 しかしロケ地となったスンバ島の風景は美しい。降り注ぐ日差しと青い空と海。大地は荒涼としていて、農作業には向かなそうだが、観賞するぶんには綺麗だ。
 あとナタみたいな切れ味の鈍い刃物で簡単に首落ちすぎ!
 それと見終わった後に鶏のスープが飲みたくなった。



 ※調べてみたら部屋に死体を置いておくのはスンバ島の風習だそうです。