つぶやき

さき姫
 
大好きな君とのティータイム(ポケットモンスターアドバンスジェネレーションよりサトシ×リラ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




「ふんふふんふふーん♪」

僕はリラ。今僕はとっても上機嫌でお茶の準備をしているんだ。なんでこんなに上機嫌なのかって?だって今日は……、シンオウを冒険中のサトシがカントーに帰ってくる日だからだよ!

サトシはふるさとのマサラタウンに行った後僕の家に来てくれるって約束してくれたんだ、まぁでもせっかちなサトシの事だからすぐにシンオウに戻っちゃうんだろうけど。


「あっ、来た来た!」

サトシが来たみたいだ、僕は玄関に行きドアを開ける。

「よぉ!リラ、元気そうだな!」

「サトシ……!」

「お、おい、リラ!?」

あの日のバトルタワーでの戦い以来会えなかったサトシにやっと会えてあまりにも嬉しくてサトシに抱きついちゃう僕。

「サトシ……、会いたかったよ!」

「リラ……」

「あ、そうだサトシ、お茶にしない?クッキーも作ってあるんだ!」

「お、いいな!じゃ、お茶にするか」

僕は準備しておいたティーカップに紅茶をいれ、僕のお手製のクッキーも一緒にテーブルに出す。

「はい、サトシ」

「サンキュー」

サトシは軽くお礼を言って僕のいれた紅茶を飲む。

「あー、やっぱりリラのいれた紅茶は上手いな!」

「サトシ……」

サトシが僕のいれた紅茶を美味しいと言ってくれて赤面しちゃう僕。僕が赤面してぼーっとしてる間にサトシは僕のお手製のクッキーを食べてくれたみたい。どんな反応するんだろう……?ドキドキ……。

「リラ、このクッキー上手いぜ!」

「本当!?」

「ああ。最高に上手いぜ!」

「そのクッキー、サトシのために一生懸命作ったんだ。美味しいって言ってもらえて嬉しいよ……」

「リラ、俺のために作ってくれてありがとな」

サトシはそう言って僕の頭をぽんぽんと撫でる。大好きなサトシに頭を撫でてもらえて僕の顔はまた赤くなってるんだろうな。

僕のいれた紅茶と僕の作ったクッキーで大好きな君が幸せになってくれた。君が幸せな気持ちになれて僕もとても幸せだよ……、だって僕の幸せは君の幸せなんだから。

大好きな君とのティータイム、このティータイムは君も僕も幸せになれた最高の時間。



END