第一話 クールな保護団員、ツヴァイ
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た。
「うん、大丈夫だったよ、兄さん。」
大好きな兄に会えて抱き着いた。
「ドライ、そーやって甘やかして…。」
「兄さん。」
「兄貴…。」
突然現れたと思えばこの言葉である。
「しょーがくせーか?」
からかうようポンポンと頭を触った。
「やめろ!」
「なんだ?ドライには犬みてぇに触られるのに俺に触られるのは嫌って奴か?」
「ああ、お前みたいな奴に触られたくなんかない!」
「フン、しょーがくせー。」
「なんだと!?」
「そこまでだ、フィーア。」
冷徹な雰囲気を出しながら、青年が顔を出した。
「兄さん!」
「兄様ッ!」
「兄貴…。」
嬉しそうにする下の弟と妹に対して上の兄の方は不機嫌そうに言った。
「妹をからかうのがそんなに楽しいか。お前も所詮小学生レベルのいじめっ子だな。」
「だとテメェ!そういうテメェは任務したのかよ!」
「私には私の役割がある。お前はちゃんと任務をこなすことだな。」
「長男の権力って奴か?言っておくけどな、ポケモンバトルの実力だったら負ける気がしねぇ。」
「フン、すぐに実力行使とは…野蛮だな。」
「くっ…テメェ!」
「やめてください、兄さん。ここで喧嘩してどうするんですか?」
「ほんっとうだよ。」
「ッ…。」
三対一…分が悪いとわかったのか、その場から去って行ってしまった。
「…全く、フィーアは…。…で、任務はどうだった…?
ツヴァイ。」
「ええ、大丈夫でしたよ。あんなの軽いもんです。」
「ああ、無理はしないように。」
「ええ。」
「頼んだよ…。我々の…目的達成のために…。」
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