第五十三話 Weapons Stockpile
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の衝撃波がルインを襲う。
ルイン「ハッ!!」
その衝撃波の弾道を見極めるとルインはそれをZXセイバーで掻き消した。
そしてバスターモードに切り換え、バスターの銃口をグリズリーへと向ける。
ルイン「ツインスラッシャー!!」
バスターから連続して巨大な衝撃波をグリズリーへと放つルイン。
レプリフォース大戦で得た特殊武器と必殺技のデータは殆ど損失してしまったが、少しだけ無事なデータが残っていたのだ。
その1つが、スラッシュ・ビストレオの特殊武器、ツインスラッシャー。
グリズリー「がはぁっ!!」
クレッセントショットを放った隙を突かれたグリズリーは回避出来ずに喰らってしまう…。
更にルインはダブルジャンプで跳躍し、落下の勢いを加算してセイバーを振り下ろす。
ルイン「はああ!!スカルクラッシュ!!」
しかしグリズリーはドリルアームでセイバーを受け止めた。
ルイン「!!?」
グリズリー「かつて俺は武器の調達のためにこのドリルアームを駆使して数多くの猛者に戦いを挑み、その得物を戦利品として奪い売りさばく事で利益を得ていた。その中にはお前のようにセイバーを扱う物もいた。その対策は既にしている」
ルイン「ああ、そういえばルナが言ってたね。グリズリーは武器ブローカーとしてじゃなくて、戦士としても一流だって」
グリズリー「ルナか…あのジャンク屋の娘の…」
ルイン「知ってるの?」
グリズリー「商売の取引相手の1人だ。あいつの造る武器は高性能のメカニロイドのジャンクパーツから造られているからな。」
そうして溜めた貯蓄を元手に政府軍やレプリフォース、各地の武装勢力或いは軍需産業などと提携し、自ら開拓した非合法のルートから大量の武器や兵器を横流ししたグリズリーは、今では世界に名を轟かせる屈指の武器ブローカーとして知られていた。
グリズリー「次はこちらから行かせて貰う!!」
ルイン「!!?」
目を見開くルインの目の前でドリルアームで即座に床面を掘削すると素早く地中へとその姿を晦ました。
地中への潜行能力があるのは、一部の陸戦型レプリロイドだけである。
そんな特殊な技能まで、彼はパーツ集めから入手したのだ。
ルイン「(機動力を補うための秘策がこれ…)」
グリズリー「土竜(もぐら)の真似事は見た目は格好は悪いが結構有効なものだぞルイン。覚えておけ」
ルイン「え!!?」
突如背後の壁から姿を現したグリズリーのドリルがルインの背を抉っていく。
ルイン「ああああああっ!!」
背中にまともに受けたルインは絶叫を挙げて倒れ伏す。
だがルインは直ぐさま体勢を立て直すとバスターを放ち、反撃を試みる。
グリズリー「っ…流石に油断ならんな」
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