第五十三話 Weapons Stockpile
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が始まり、試しに放ってみた。
螺旋状の蒼いエネルギー弾。
弾速もエックスとルインと比べても遜色なく、チャージショットの威力はかつてのZバスターのチャージショットとほぼ同じ出力だ。
ZセイバーはXバスターやZXコンポジットと同様に高い拡張性を持ち、使い手のゼロ同様、無限の可能性を秘めているのだ。
ゼロ「悪くないな」
ルナ「ただし、それを使うとなるとZセイバーが使えなくなるし、Zセイバーを媒介にするチェーンロッドも同じだからな」
ゼロ「分かった。覚えておこう。」
バスターショットを腰に装着し、セイバーを背部のバックパックに戻す。
ルナ「それからトリプルロッドを渡しとく。」
ゼロ「すまないな」
ルナからトリプルロッドを受け取ると、外へと向かう。
ルナ「よし!!まずは今の段階で出来ることをやろうぜオッサン!!」
ダグラス「(オ、オッサン…)ああ、そうだな」
地味に気にしていたことを言われてショックを受けるダグラスであった。
ハンターベースを出たルインは、グリズリーの武器密売の秘密倉庫に向かっていた。
倉庫にエニグマの補強パーツ、オリハルコンが存在する。
真夜中を猛スピードでトラックが走り、辺りに地面の土塊と騒音を撒き散らしている。
エイリア『暴走するトラックを追跡して。秘密の倉庫に辿り着くはずよ』
エイリアの通信に従って、ひたすらトラック上を駆け抜ける。
グリズリーが所有するオリハルコンは希少な金属で、国家と国際企業の間で高値で取引されている代物だ。
どういった経路で入手したのかは不明だが、それがこちらに渡れば、エニグマの強化に大きく関わる。
オリハルコンは現在1番硬度が高いセラミカルチタン合金よりも硬い。
それだけでなく、熱伝導率が極めて0に近いという、金属としては理想の性質を持っていた。
ルナによるとこれをエニグマの砲身の強化だけではなく、オリハルコンの性質をエンジンに応用することでダグラスが予想していた出力の3倍以上になると言う。
ルイン「にしても、グリズリーはどうしてオリハルコンを大量に所持してるんだろうね?オリハルコンはハンターベースにだってないのに」
貴重な金属を大量に所有しているグリズリーに対して疑問が浮かぶ。
エイリア『そうね…確か…戦力が集中しないように、レプリフォースやエネルギー研究所に預けられたらしいわ。100年前の過去の大戦では、1人の科学者が莫大な資金と資源、兵器を所持していたために起こった…再来を防ぐためにパーツが分散されたという説があるわ』
ルイン「へえ…とにかく急がないとね!!ソニ
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