第3部 GGO
39話 ひと時の安らぎ
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僕達が菊岡さんからの依頼を受けてから、三日後のこと
僕達はALOにログインして、みんなとのひと時を過ごしていた
「タクヤ、次どうする?」
本アカでログインしているアイリが聞いてくる
兄さんとアスナさんは二人で出掛けているし、リズさんとシリカちゃん、リーファはアイテム集めをしている
僕達は僕達で、スキル上げをしている
ちなみに、ソウさんは一人で探検している
どこを探検しているかは知らないが
「次は、アイリの手料理が食べたいな」
僕がそう言うと、アイリは嬉しそうに笑った
「了解しました♪」
◆
「で?なんでここにいるんだ?茅場サン」
「暇なのでね」
その答えに俺は苦笑いをする
アスナとのデートの最中(と言ってもダンジョン攻略だが)の最中に茅場に遭遇
こうして、対談?みたいなことになっているのだ
「暇で片付けられるものなのかなあ?」
アスナの手厳しい一言
「大人というものはそういうものだよ」
と一言返す
「どうだか・・・・・限にクラインなんて・・・・・・」
「こら!クラインさんは社会人だよ?茅場さんみたいに暇人じゃないの」
俺の呟きにアスナが叱る
だけど、さりげなくアスナ・・・・・・・酷いこと言ってないか?
限に茅場はしょげてるし
「アスナ君は酷いこと言うね・・・・・・ちょっと辛いんだが」
「なんかすまん」
「気にしなくていい。さて、そんなアスナ君にこれをあげよう!」
茅場が取り出したのはレイピア
しかも、アスナが最後まで使っていた物
「いいんですか!?」
アスナ嬉しそう
「勿論だよ」
そう言って茅場はアスナに手渡した
アスナは受け取って、しっかりと抱きしめた
「おかえり・・・・・・そしてこれからもよろしく」
しばらく抱きしめた後、ストレージにしまって、装備した
「ふむ・・・・・・こう見るとあの頃のままだな」
「装備は一部違うけどな」
アスナは武器以外違うけど
俺は武器とコートしか同じじゃない
「まあ、攻略頑張りたまえ」
そう言って茅場は消えた
「結局、レイピアを渡しに来ただけか?」
「それと応援をしに来ただけじゃない?」
「だな」
俺達はそう言って再び歩き出した
◆
僕達が集合したのは、リアルで五時を過ぎた頃だった
「え!?茅場さんに会った!?」
「ああ。なんかレイピアを渡しに来たっぽい」
「それと応援かしら」
僕達は兄さん達の言葉に驚く
「まあ、あの暇人ならやりかねないな」
「お前、アスナと同じこと言ってるぞ」
ソウさんの言葉に兄さんがつっこむ
「え?
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