暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
2ー2発目
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楽譜(スコア)♪チャイコフスキー作くるみ割り人形♪」

くるみ割り人形の口笛を吹きながら相手プレーヤーの目の前に立ち、オーケストラの指揮者が指揮するように手を振り、言い放つといきなりプレーヤー2人がいきなり切れる音がしたと思うと木っ端微塵のバラバラになった。
実は今のはワイヤーで2人を切ったんだけど分かってないみたいだな。ちなみにこのワイヤー技。楽譜みたいなのでスコアと呼んでいます。ちなみに今チャイコフスキー作くるみ割り人形のリズムで切ったんだけど切られた2人気づいてないよな…

「な、なんなんだお前はぁぁぁぁ??」

残った1人が慌ててサブウェポンの銃を俺に向けるが…俺は笑顔で。

「残念だけど…おーしーまーい!」

その瞬間。予測軌道線が相手を貫いた。しかし相手はもう俺に対して銃撃する構えなのでかわす構えに入れない。

「はい。バイバイ!」

そう言ったと同時に最後の相手プレーヤーが目の前から消し飛んだ。

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「…本当にGGOやったことないの?」

シノンが疑うようにお酒を飲みながら話してきた。
ちなみに相手プレーヤーの落とした物をちゃんといただき☆俺達は再びBARにいた。

「うん、やってないよ。」
「スノーの動き…もはやベテランプレーヤー並みの動きだったわよ…」

俺は笑いながらミルクセーキを飲む。…何処ぞのカードゲームの世界か。ここは。

「…まあ、あの世界に2年もいたらこうなるよ。…というか今日ご飯どうする?」
「いきなり現実の話しないでよ…いつものスーパーで待ってるから。そこで決めましょう。」
「了解!」

俺は内心笑いが隠せなかった。
くくく…気づいてないだろう…詩乃…!これをやることにより帰りの夕飯代が半分になり、作る手間も半分になるのだ??まさに神の…

「絶対証明…じゃないわよ。」
「ありゃ聞こえてた?」
「聞こえてたわよ。普通に。
…まあ、今日のご飯はスノーのおごりでなおかつ作ってもらおうかしら。」
「…鬼!鬼??」
「ほら、早くログアウトするわよ。」

シノンが席を立つ。俺は頭を掻きながらもその背中を追った。

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ログアウトして。実家から原付でスーパーに行くと詩乃はまだ来ていないようだった。

「あれ?早かったかな…」

そんな事考えてると不意に。

「雪宮君…だよね?」
「君は…ああ!新川君か!」

不意に声をかけてきた相手はいつか詩乃の家で会った。ボーイフレンド? (仮)の新川君がいた。
…優しそうだけどなんか怖いんだよね。赤ずきんに出てくる狼みたい…なんだよな。実際わからないけど。

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