新たなる力へ
Trick68_ウェーイとか間抜けな掛け声してろ!!
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ミレイは印象とイメージの差を感じます」
「それはそれで一人一人の好みだから別に追及する事でもないんじゃないかな♪」
「ですね」
「さてと、仮面のライダーな話はここまでにして、早速遊びましょうか♪」
「そ、そうですわね・・・・」
婚后は呆れ混じりに頷き、川へと入っていく。他のメンバーもそれに続いて入水していった。
「それにしても・・・・本当に信乃達、来ないんだね」
川辺の大きな石に座り、美雪はため息をしながら呟いた。
最初の数十分は川に来た女子全員で競泳したり、潜って川魚など川辺の生物を見つけたり、ごく一部の女子は再び≪アイキャンフラ〜イ≫をしたり。
そして現在は各自思い思いに過ごして、体力があまりない美雪は早めに川から上がっていた。
そう、この川で遊んでいるのは女子だけ。つまり信乃、宗像、黒妻はいない。
「今日は合宿の最終日なのに・・・」
一緒に遊びたかった。と寂しさから言い綴る事は出来なかった。
「それでしたら美雪様、西折様が訓練している場所に行かれたらどうでしょうか?」
「ふぇ!?」
いつの間にか美雪の真後ろには千賀 紗和琥が立っていた。
「今の時間でしたら、ちょうどこの川の上流で模擬戦を始める予定ですね。
歩いて行ったら休憩を挟む時間帯です。行ってみたらどうでしょうか?」
「・・スケジュールをバッチリ管理しているんですね」
「はい、メイドですから」
紗和琥の笑顔に、美雪は少し顔をゆがめた。
確かにメイドとして、使用人としてスケジュール管理をしているのはおかしくは無い。
だが、自分より信乃の事を知っていると思うと何故だか胸がもやもやする。
それを世間一般では≪嫉妬≫というのだが、生き方が綺麗過ぎる美雪は気付かなかった。
「・・・それじゃ、行ってみようかな」
胸のもやもやを無視して、とりあえずは信乃に会いに行く事を決めた。
「玲ちゃん、ちょっと散歩言ってくる♪」
「わかりました。他の方にはミレイから伝えておきます、とミレイは綺麗な敬礼で答えます」
「よろしくね♪」
一番近くで泳いでいた美玲に簡単に伝えて、信乃のいる上流の方へ歩き出した。
十分ほど歩いていると、何やら上流の方から音が聞こえてきた。
しかし訓練と言うにはいささか物騒な音に感じる。
空気がはじけるような、岩を砕いたような、人を殴ったような、etc,etc
物騒な音に若干引いた美雪だが、目的の為に足を進める。
そしてさらに5分後、上流と下流を分けるかのように、高さ5メートルほどの滝があった。
その滝の横には階段が設置されており、それを利用して上流へと進んだ。
「わぁー、広い♪」
階段を登りきっ
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