暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick68_ウェーイとか間抜けな掛け声してろ!!
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たくし、黒子がお姉様のことで知らないないことはありませんの!
 ウエストがサイズダウンしてますの!!」

「本当ですか!?」

「間違いありませんの、泡浮さん」

羨ましいそうに御坂を見つめる泡浮。彼女はやせている部類に入るが、それでもウエストが大きいのではないかと心配し過ぎる傾向にあるようだ。

良く見れば、御坂のウエストが引き締まったような印象を受ける。
以前に水着撮影会で見た彼女と比べてだから、大差はないが鍛えている感じがする。
あくまで感じるという程度だが。

「そういえばA・Tの運動って、エアロビクスと似たような効果があるらしいですよ」

突然、川の方から声が聞こえた。

先程、川上の岩場で飛び込みをした佐天涙子が仰向けになって流れてきていた。
完全に脱力した状態で、水の浮力のみに頼り切った体勢でリラックスしている。

「これ、合宿中に教えてもらったものですけど・・・・」

川から這い上がりATのエアロビクス、インラインビクスについて佐天は話し始めた。

曰く、有酸素運動(エアロビクス)無酸素運動(アネロビクス)を組合わせた運動。
曰く、ダイエットやシェイプアップに効果がある。
曰く、当時の美女たちには当然の嗜みとも言われていた。

「なるほど。それで佐天さんのカモシカ(レッグ)、脚線美ができたのね♪」

「なんですか! カモシカ脚って!?
 とある欲望の王様ライダーみたいな言い方しなくていいじゃないですか!?」

「私は好きだけど、スタンダードなTATOBAコンボ♪」

「ミレイのお気に入りはGATAKIRIBAです、とミレイは緑のコンボを推します」

「両方ともバッタ脚じゃないですか。どうせなら脚速いチーター脚がいいです。
 私、黄色のコンボも好きですから」

((((何を言っているか全然わからない・・・))))

美雪、美玲、佐天のマニアックな会話に常盤台の4人はついてこれなかった。

男の子の(さが)と言うべきか、信乃に宗像、さらには黒妻までも仮面のライダーが好きであったため、
同じチームに所属している影響で佐天もちょっとしたマニアなレベルまで好きになっていた。

そして信乃大好きの美雪は当然のように同じ趣味を持ち、最近になり特撮というジャンルを見始めた美玲も楽しく話に参加していた。
ただし信乃の趣味を若干ながら知っている御坂は、何のネタかは知っているが話にはついていけなかったりする。

「ちなみに信乃さんと宗像さんは赤のコンボ。黒妻さんは銀色コンボが好きらしいです」

「なんとなくわかる♪ イメージ通りと言えばそうだね♪」

「信乃にーさまは青色のイメージがあります。
 ですが青色だからといってSHAUTAとも違いますね、と
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