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ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第九十三話 悪神
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マントで弾く。再びロキを見据えるとロキは鋭い視線を闇慈に送っていた。

「口を慎め!死神の若造が!!貴様にわかるか!?我等が神話が何年の時を生き、語り継いできたか!?そこに土足で踏み込まれた我らの気持ちが分かるものか!!」

「・・・」

「ロキ様!!これは越権行為です!!主神に牙をむくなど!!異論は公正の場で述べるべきです!!」

ロキの言葉に沈黙を続ける闇慈を遮り、鎧を纏ったロスヴァイセが闇慈の隣に来るとロキに異論を唱えるが・・・

「一介の戦乙女が私の邪魔をしないでくれたまえ。私はオーディンに訪ねているのだ。このような馬鹿げた事をまだ続けると言うのか?」

「そうじゃよ。お主と居るよりサーゼクスやアザゼルと居る方が万倍も楽しいわい。日本の神道も知りたくての。和議を果たしたらお互いに大使を招き、異文化交流をしようと思ってた所じゃよ」

オーディンの言葉にロキは苦笑を浮かべると・・・

「なんと愚かな事か・・・ここで黄昏(たそがれ)を行おうではないか!!」

「北欧神話の黄昏・・・ラグナロク!!ここで戦争を引き起こそうというのですか!?貴方は!!」

「もはや貴様達に語る事はない!!ここで黄昏の贄となり、新しい時代の幕開けをあの世で見ていると良い!!」

ロキの宣戦布告にゼノヴィアとイリナは先手必勝と取ったのか聖剣のオーラをロキにぶつけるが何事もなかったように立っていた。

「先手必勝と思ったのだが、効いていないか・・・流石は北欧の神」

「良い攻撃だが、まだまだだな。たかが悪魔や天使の攻撃なぞ、そよ風に等しい!!」

ロキが二人に右手をかざし、魔力を貯めているのを一誠は感じ取ると禁手を発動させ、赤い鎧を纏い、高速で鉄拳をロキに当てようとしたが・・・

「中々のスピードだ。だが神である私を捉えるのはまだ足りん!!」

今度は留めていた魔力を一誠に向かってビームのように放つが闇慈が魔力と一誠の間に体を滑り込ませ、憑依・死神を発動させた後、ダークネス・クロスを放つと魔力を切り裂きながらロキに襲いかり、煙を上げる。

「流石にこれでは致命傷は無しか・・・」

「死神の斬撃か・・・少し効いたぞ?」

煙が晴れるとマントが少し削れているが大した事は無いように立っていた。

「赤龍帝と黒衣の死神はおろか、堕天使総督、魔王の血筋すらも相手にするのは少し分が悪い。しかし面白い!!そんな貴様らに敬意を評し、私の息子を紹介しよう!!いでよ!!我が愛しき息子よ!!」

(ロキの息子・・・巨人アングルボザとロキとの間に生まれた子供は三人、その中で男性は・・・まさか!!)

ロキが天に向かって叫ぶと空間に歪みが生じると一頭の10Mはある巨大な灰色の【狼】が出てくると闇慈達を見据える。その瞬間凄ま
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