第四章
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「もう天国にいてですね。このままずっと生きていたいです」
「やれやれ。こりゃ付ける薬はねえな」
「どうしたものだよ」
皆呆れ果てていた。しかしそれでもクレープは食べている。クレープを食べながらそのうえでのろけを聞いていた。この場は最後までそれを聞いてそのうえで立ち去りはする。しかしそれでもその帰り道で薫に対してあれこれと話しざるを得なかった。そうしないではいられなかった。
「完全に病気だな」
「恋の病だな」
口を尖らせて言うのだった。
「ありゃどう見てもな」
「付ける薬はないよな」
「どうしたものだよ」
皆で言う。そしてそのうえで一人があることに気付いたのだった。
「そういえばよ。あいつはあれだけれどな」
「ああ」
「向こうはどうなんだ?」
こう話すのだった。
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