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魔法使いと優しい少女
第1話 魔法使いと少女
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ゆたか「あ、あの神山君!」
能美が俺に話し掛けてきた。

狼牙「うん?何だ?」
俺は財布を片手に持ちながら聞いた。

ゆたか「あの、一緒にお昼食べませんか?」
そう能美は言った。
狼牙「俺より他の女子と食えば良いんじゃないか?」

俺はそう言った。
ゆたか「あの、私神山くんと仲良くしたいんです!」

そう能美は言った。
狼牙「解ったよ。」
俺はそう言った。
ゆたか「え!?」
能美はかなり驚いていた。
狼牙「ただし!俺は今からパン買いに行くから先に屋上に行っててくれ。」
俺はそう言って購買に向かった。



-ゆたか-


初めて来た東京の高校ここで何年間は暮らさないといけない。

友達はできるか不安だったけど。

すぐに友達ができた。
屋上でお昼なんて何だかロマンチックだな。
ゆたか「フンフンフン♪」
私は鼻歌を歌いながらケータイを見ていた。

狼牙「よう、お待たせ。」
出入口には神山くんが立っていた。

ゆたか「買いたい物買えた?」

私はそう神山くんに聞いた。

狼牙「ああ、何とか。」
中を見るとカレーパンとサンドイッチとオニギリ×3つ入ってた。

狼牙「いただきます。」
神山君はパンを食べながら空を眺めていた。
ゆたか「ねえ。」
私は神山君に訊ねた。
狼牙「何んだ?」
神山君はパンを食べながらさっき買ったのかお茶を飲みながら私の方を向いた。
ゆたか「神山君は空を見るのが好きなの?」
私はそう聞いた。
狼牙「ああ、昔からな。」

そう神山君は言った。
ゆたか「私も好きだよ。青空好きだよ。」

そう私は神山君に言った。

狼牙「俺はどんな悲しいときでもいつも空を眺めていたな。」

そう言った時の神山君は少し悲しそうだった。

だけど神山君はすぐに笑顔に戻った。



-狼牙-


俺は能美と昼飯を食べ終えて教室に戻った。

昼休みはゆっくり眠ることにした。

体力はかなり残しているが夜の仕事を考えると後々疲れが残ったりする。
だから大抵昼休みは眠っていることが多い。


〜放課後〜


俺は魔法を使用してバイクを出現した。

狼牙「さて、帰るとしますかな。」

俺はこの街で一番大きな木の上で夜が来るのを待った。



〜夜〜


俺はバイクに乗り学校に到着した。

学校には誰も入れない結界を発動した。



〜校舎内〜


俺は魔法で自分の愛用の武器[炎獄村雨]を召喚した。
俺は炎獄村雨を片手に持ちながら校舎内を歩いた。
後ろから何かの気配を感じた。

俺は背中に天使の翼を発動した。

狼牙「エンジェルウイング発動!」

白い翼を羽ばた
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