第五十二話 Enigma
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足りないからな…残っているハンターをエニグマの整備に回してもどれだけ役に立つか……」
メカニックすら不足している現在。
例えパーツが間に合ったとしてもエニグマの補強が間に合わなければ…。
ゼロ「待て…メカニック………優秀な技術者なら知っているが…」
全員の視線がゼロに向く。
ゼロ「お前達も知っているはずだ。いつもハンターベースに武器やジャンクパーツを売りに来るあのジャンク屋を…」
エックス「彼女か?しかし、彼女はイレギュラーハンターじゃないんだぞ…?」
ゼロ「そんなもの…世界滅亡に比べれば安い物だろう。」
シグナス「そうだな。今は一刻を争う。優秀な人材は1人でも欲しいくらいだ」
エイリア「だけどこの状況よ?もしかしたらそのジャンク屋の方もイレギュラー化しているかも……。」
ゼロ「その時は処分するしかないだろうな…」
彼女がイレギュラー化していないことを願って、彼女に通信を入れた。
しばらくするとモニターに営業スマイルを浮かべた彼女の姿が。
ルナ『はいはい!!武器とパーツを求めるとあらば、誰であろうと、どこにでも!!ジャンク屋兼武器屋のルナ・アームズでございます!!…って、何だハンターさん達かよ』
ゼロ「何だとはご挨拶だな。」
イレギュラー化していないことに安堵しながら言うゼロに対して、ルナは頭を掻きながら口を開いた。
ルナ『まあ、それは置いといて…一体何があったんだよ?いきなり世界中がウィルスまみれじゃねえかよ』
ゼロ「シグマの仕業だ。奴は俺達にわざと負けて世界中にウィルスをばらまいた」
ルナ『へえ…まだ生きてたのか、あのハゲ。懲りねえ奴だな…』
ウンザリしたように言うルナに全く同感だと頷くゼロ。
エイリアはゼロ達が噂する程のジャンク屋がこのような少女だとは思わなかったのか、目を見開いていた。
しかしエックスはウィルスまみれの現状に何の変化もないルナを不思議に思ったために尋ねる。
エックス「君はウィルスを受けても大丈夫なのか?」
ルナ『ん?ああ、俺か?俺には自分のDNAデータを書き換える能力があって完全な対ウィルス性能を持ってるからシグマウィルス程度のウィルスでイレギュラー化はしないよ』
エイリア「DNAデータを書き換えるですって…!!?」
DNAデータを書き換えることでウィルスを無効果出来る能力など聞いたことがない。
ルナ『それより何の用だよ?トリプルロッドか?今から向かおうとしてんだけど…』
ゼロ「それもあるが、今地球に向けてスペースコロニー・ユーラシアが落ちようとしている」
ルナ『へえ〜、そりゃ大変だなっ…て、はああああ!!?』
予想外の事態にルナが目を見開いた。
ゼロ「今、それを回避するた
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