第五十二話 Enigma
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ェックをしてきたが、ハッキリ言って使い物にならねえな。整備もなしに放置されてた期間を考えれば思ったよりは老朽化してなかった。暴発の心配はねえが、それでも大気圏を貫いてビームを放出出来るまでの出力が発揮出来るかどうかは微妙な所だ」
ダグラスは技術屋だ。
事実は事実として淡々と述べる。
シグナス「そこでまずはエニグマを最低限稼動可能とするため、エックスとゼロ、ルイン。お前達3人で補強の為のパーツを収集してきてもらいたい」
ゼロ「俺達…3人だけか?」
怪訝そうな表情でゼロがシグナスに問い掛ける。
シグナス「ああ、今の状況でシグマウィルスが蔓延している状況で他の者を派遣してもイレギュラーを増やすだけだ。だがお前達はシグマが爆発したその現場に居合わせながら、その影響を全く受けなかった」
エックス「これからもそうだとは限らないんだぞシグナス。シグマウィルスの自己進化次第ではもしかしたら俺達も…」
シグナス「お前達がイレギュラー化してしまうならコロニーの墜落も何も関係ない。お前達がイレギュラー化してしまった時点で世界は終わりだ」
ルイン「確かに…OK。何処に向かえば良いの?」
シグナス「これから述べる4人の人物に協力を求める事になる。」
クレッセント・グリズリー:武器ブローカー。
大量のレアメタルであるオリハルコンを所有している。
タイダル・マッコイーン:海洋博物館館長。
近くの海を占領し、彼の占領する海を利用して、水素を作って核融合を起こす。
ボルト・クラーケン:元イレギュラーハンター。
大容量エネルギーカートリッジを保持している。
シャイニング・ホタルニクス:レーザー工学博士。
最新型のレーザー装置を持っている。
シグナス「この4人がエニグマ補強の鍵を握っている。レアメタル・オリハルコンはエニグマの砲身補強には必要不可欠な素材。それを多く所有しているのがグリズリーなのだ。続いてはマッコイーンの協力を仰いでエニグマの核融合炉の燃料となる必要量の水素を入手してもらいたい。それからエネルギー研究所のクラーケンからは大容量エネルギーカートリッジの提供を求める事にしている。最後にレーザー研究の権威であるホタルニクス博士が発明した最新型のレーザー装置こそがエニグマ作戦の最大の肝だ。僅かなエネルギーでも膨大な破壊力を生むエネルギー加速装置の開発には必要不可欠なものだからな。以上の4人の人物に協力を仰ぎ一刻も早くエニグマの改修を完成させるのだ!!」
ルイン「でも、仮にパーツが揃ったとしてもコロニー衝突までに間に合うの?」
ゼロ「下手したら、間に合わずコロニー衝突なんてオチになりそうだな」
ダグラス「何とか間に合わせてみせるさ」
エックス「メカニックすら
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