暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0704話
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隊長命令で俺以外のスカル小隊のメンバーに探させたんだとか。で、何だかんだと色々あったが、結局はアルトがランカの背を押す形で応援する事になり、その時のやりとりでどさくさ紛れにスカウトされて、その結果オズマもそれを認めた形となった……というのが正しいらしい。
 まぁ、この辺はミハエルやルカ、アルトから聞いた話だが。

「……あいつにも好きな道を進ませてやりたいと思っただけだよ。あいつももうすぐ成人するんだ。それを思えば、おかしくないだろ?」

 飲んだコーヒーに微かに眉を顰めてそう告げるオズマ。

「不器用なのも程々にしないと、ランカちゃんに嫌われるわよ?」

 そう告げたのは、オレンジジュースに突き刺さったストローから口を離したボビーだ。
 しかもストローがハートの形になっているのはどうなんだろうな。だが……

「不器用?」
「そ。バジュラが攻めてきた以上、このフロンティア船団は激しい戦場になる。それならいつ何があってもいいように、悔いを残さないようにしてあげたいって思っても無理はないでしょ?」
「……ふん」

 ボビーの言葉は図星だったのだろう。鼻を鳴らして再びコーヒーに口を付けるオズマ。
 何だかんだ言っても、シスコンなのは変わりないんだよな。
 と言うか、そもそも隊長命令で家出したランカを探させている時点でそれは決まりなんだが。

「ほら、オズマはお酒でも飲まないと素直になれないんだから、バーにでも行きましょ? 特別に何かカクテルでも作ってあげるから」
「……そうだな、確かに少し飲みたい気分だ。そうするか。ああ、言っておくがアクセルはバーに立ち入り禁止だぞ。お前がアルコールを飲むと何が起こるか分かったもんじゃないからな」
「あらん、オズマったら……ランカちゃんの次にはアクセルに保護者意識を……?」
「違う! こいつはそんなんじゃねえ! アクセルに酒を飲ませたりしたら……いや、まぁ、これ以上はいいか。とにかく行くぞ。本気で酒を飲みたくなってきた」

 ボビーに言い返そうとするも、やがて諦めたのか小さく溜息を吐き、コーヒーを飲み干して立ち上がる。
 ……ただし、俺に向けてバーに来るなと釘を刺すのは忘れなかったが。
 俺が転移してきたのはアルコールが原因だと理解している以上、無理も無いか。俺が酔っ払って妙な事をしないようにと、ある意味では気を使ってくれているのだろうから。
 ちなみにオズマ達が行こうとしているバーというのは、S.M.Sの施設内に存在している場所だ。まぁ、PMCとしては街中で酔っ払われたりすると困るから、その懸念をなるべく消しておきたいといったところなのだろう。

「じゃーね、アクセル君。また後で会いましょ」

 手を振り、モデルが歩くような腰を振る歩き方で去って行くボビーを苦笑と共
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