悪魔討伐
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体制を整えたらキリトの援護に回った。
「キリト、あれを使え!!」
「………分かった!皆10秒持ちこたえてくれ!」
キリトはそう叫ぶとクラインとスイッチ。しかしアスナもクラインも速度重視の武器で重さに欠ける。どうにかしてキリトの準備が終わるまで耐えなければ。
「………いいぞ!!」
「スイッチ!」
アスナはソードスキルを使いグリームアイズの剣と衝突、両者がノックバックした。キリトはその隙に両者の間に飛び込みグリームアイズの攻撃を右手の剣で弾き左手の剣で一閃。ようやく奴のHPが目に見えて減少する。これがキリトの奥の手エクストラスキル<二刀流>だ。キリトはその上位剣技<スターバーストストリーム>の体勢に入る。その瞬間グリームアイズの斬馬刀がキリトに迫る。俺は抜刀術ソードスキル<極閃>を発動。抜刀術の中でも特に技の出が速いソードスキルだ。抜刀術はノーマルなモンスターであればほぼ一撃で仕留められる。ボスクラスはさすがに無理だがそれでも威力は高い。相手を高確立でスタンさせられるくらいには。<極閃>がヒットしグリームアイズはスタンした。そしてキリトの剣技が全てグリームアイズに直撃しグリームアイズは膨大な青い欠片となって爆散した。
お……終わった…………。
俺は床に崩れ落ちる寝っ転がった。
「クライン、何人死んだ?」
「コーバッツとあと2人死んだ…」
「そうか………」
「コーバッツの馬鹿野郎が。死んじまっちゃ何にもなんねえだろうが………」
吐き出すようなクラインの台詞。ため息をつき気分を切り替えるように質問した。
「そりゃあそうと、キリトおめえなんだよさっきのは!?」
「………言わなきゃだめか?」
「ったりめえだ!見たことねえぞあんなの!」
「エクストラスキルだよ。<二刀流>」
おお……というどよめきが軍の生き残りやクラインの仲間たちの間に流れた。
当然の興味を顔に浮かべクラインが咳き込むように言った。
「出現条件は?」
「分かってりゃもう公開してる」
「ったく水臭えなぁキリト。そんなすげえ裏技黙ってるなんてよう。そういやサトシの<抜刀術>はどこで手に入れたんだ?」
「俺はもう公開してるぞ。67層のLAボーナスだよ。キリト、お前これから大変だから覚悟しとけよ?」
「うへぇ」
「キリト俺たちはこのまま75層の転移門をアクティベートして行くけどお前らはどうする?」
「クライン達に任せるよ、サトシは?」
「同じく。俺は先に戻るよ。転移<アルゲート>」
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