第四章 完成 自分達の部隊 〜ミッドチルダ レリック事件〜
第一話 新たな教え子達
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「今回の受験者はスバル・ナカジマ二等陸士とティアナ・ランスター二等陸士ね」
〈ああ。それで俺達がやることは〉
「ステルス魔法使って上空から観察、だろ?」
新暦75年
俺はいま管理局管轄下ビル群ステージの上空から下を見渡していた
[そっちから異常とか確認されてないですか?]
「ああ、オールグリーンだ。いつでもどうぞ、リイン曹長」
通信の相手はリインフォース・ツヴァイ
無きリインフォースの名を継ぐ、はやての融合騎だ
まあ、アインスと違って体はちみっこいがな
[こっちも大丈夫だよ。コースチェック終了]
「そういえばなのはも試験官だっけ?」
[補佐だよ。今回はリインがメイン]
もうひとりの通信相手はかれこれ10年来の友人、なのはだ
昔はお互いにこんなことするなんて思ってなかっただろうな
今なのはは戦技教導官として、管理局の武装局員や、捜査官たちの空戦指導をしている傍ら捜査官としても功績を上げている
実力は一級品、さらに教える才能もあるときた
そのため、"管理局本局のエース・オブ・エース"と呼ばれ、容姿もあいまって管理世界で発行される雑誌のインタビューなどにも呼ばれるほどに有名となった
「そっか。なら俺は上空監視にもどるよ」
[私もモニターで全体を見てるね]
[お任せしたのですよ、二人とも]
俺は通信を閉じて、二人の受験者の方を見る
ーースバル・ナカジマ二等陸士
使用術式は近代ベルカ式ーーミッドチルダ式を元に古代ベルカ式をエミュレートして再現した魔法体系、そのためベルカ式の特徴である近接型という特性を持ちつつもミッド式との相性もよい
戦闘スタイルは格闘型、空戦適正はないが固有魔法により疑似できに可能
使用デバイスはローラーブーツ型とナックル型、か
シューティングアーツを得意としているみたいだけど、今回の破壊対象であるスフィアからは射撃による迎撃もあるし鬼門もある。それをどうやって乗り越えるのかが楽しみだな
そしてもうひとり、受験者はいる
ーーティアナ・ランスター二等陸士、どうやら二人は訓練校時代からのコンビらしい
使用術式はミッドチルダ式
戦闘スタイルは所持デバイスからして砲撃系と思われるが実はこちらも変則だ
得意魔法の一つに中距離射撃があるのは容易に予測できるがもう一つ彼女には強みがある
それは幻術魔法が得意であるということ
それにより幻術を使い相手を撹乱、その隙に無効化という風に単独行動でもある程度戦闘できるほか幻術と射撃を味方の援護に使うということも出来る
それに頭も切れるらしい、チームリーダーとして必要な物を一通り持っている珍しい人材だ
使用デバイス
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