原作前
転生するらしいですよ?
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???Side
ワタシは死んだ
いきなりなんだと思うかもしれない。が、一応聞いておいてほしい。まあ、聞くだけでいい。適当に流してくれても構わない
ワタシの名は………何だっけ? 思い出せん。序に言えば、家族や友人達の顔や名前も思い出せん。
それでいて、アニメや漫画などの知識は覚えている。おかしな状態だ。
ああ、死んだ状況は覚えている。解体作業中のビルの近くを通り掛かった時に鉄骨が降ってきておじゃん。一瞬で死んだのか、痛みは無かった。
そして死んでいるのに何故こうして考え事ができているのかは分からん。その変について、これからワタシの眼前で日本人伝統の最終兵器であるジャパニーズDO☆GE☆ZAをカマしている紫の長髪ツインテールのガキンチョ――見た目カンピオーネ!のパンドラ――に聞いてみようと思う。まあ、よくあるミスで殺してしまいました、ってやつかな? まあ、取り敢えず。
「ていっ!」
「ふぎぃっ?」
この空気に耐えられなかったからパンドラ?の頭にチョップしたのは悪くないはずだ
「ちょっと! 土下座してる美少女にチョップって何事!?」
「クフフフフフフ、この気まずかった空気が悪い」
だからワタシは悪くない。
「フム、存外すぐに仲良くなったものだな。パンドラ、神殺し擬き」
パンドラ(仮)の後ろか空間が裂け、声が聞こえた。そして空間の裂け目から古代ギリシア人を彷彿する服装をし、草で編まれた冠を被ったストレートロングで銀髪の女性――見た目はパンドラ(仮)と同じくカンピオーネ!のアテナ――が出てきた。今の発言的に、このパープルホワイトのガキンチョの名前はパンドラで確定。恐らく銀髪の女性の名もアテナで確定だろう。
「ちょっと! 誰がガキンチョよ!?」
「パンドラよ、そういきり立つな。この神殺し擬きが此処に居るは、ソナタの責であるぞ?」
アテナがいきり立つパンドラにそう言うと、パンドラは言葉に詰まった様に黙り込んだ。つまりワタシが死んだのはパンドラのミスって事でオーケーですかー?
「うむ。パンドラが神殺し擬きの書類をシュレッダーにかけてしまってな。部下の責は上司である妾の責。済まなかったな」
あ、気にして無いから良いよ。どっかの厨二病を患った那須与一も言ってじゃん。人生は死ぬ迄の暇潰しだって。人間皆最後は死ぬ。それが早いか遅いかだけだ。あ、タメ口だったけどいいかな? あとなんで神殺し擬き?
「済まぬ、そう言ってもらえると有り難い。口調に関してはそれで構わぬ。ソナタを神殺し擬きと呼ぶ訳は、パンドラの管理する世界――ソナタの知っている風に言えばカンピオーネ!の世界に存在
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