第五十話 Shaved Ice Party
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が掛かりすぎるから、レプリカということになるんだけど…」
ルイン「エイリア…もしかしてフォースアーマーのレプリカを造るの?」
エイリア「ええ、今のところフォースアーマーはエックスの最強の強化アーマーでしょう?例えレプリカでも、あれば心強いと思うのだけれど?」
ゼロ「確かに…しかしお前に出来るのか?爺でさえまともな物を造れなかったんだぞ」
今まで数多くの技術者がエックスの強化アーマーを再現しようとしたが、解析出来ない部分がありすぎて、形だけを似せた物になるのが精々であった。
ケイン「心配は無用じゃ。エイリアはレプリロイド工学員として常にトップの成績を誇っておったし、プログラムの解析等は既に儂より上じゃよ」
エイリア「いえ…彼に比べたら私は…」
ルイン「エイリア?」
表情が曇ったエイリアに気付いたルインが首を傾げる。
エイリア「あ、何でもないのよルイン。とにかく任せといて。エックス、あなたを唸らせるような出来にしてみせるわ」
エックス「あ、ああ…頼もしいよ。ありがとうエイリア」
エイリアの研究者としてのプライドを見たエックスは頼もしさを感じつつ、苦笑しながら頷いた。
エイリアはデータファイルのフォースアーマーのプログラムをコピーするとエックスにデータファイルを返す。
エックス「それじゃあ、俺もここで失礼するよ。」
エックスはデータファイルを返しに、ライト博士のカプセルのあるエリアに向かう。
そして、パーティーを終え、全員が寝静まっている深夜。
エイリアはフォースアーマーのレプリカを造るためにプログラムの解析と修復を行っていた。
エイリア「ふう……」
解析と修復の作業も良いところまで来たエイリアは溜め息を吐いた。
ルイン「お疲れ様、エイリア。差し入れだよ」
紙コップに淹れたコーヒーを差し出すルインにエイリアも笑みを浮かべながら頂く。
エイリア「ありがとうルイン」
ルイン「ううん。で?フォースアーマーのレプリカはどう?」
エイリア「大体は終わったわ。とは言っても、解析出来ない部分と修復不能な部分があったからどうしてもオリジナルよりは劣るけれど、実戦での使用は殆ど問題ないはずよ」
ルイン「流石、エイリアだね。」
エイリア「ルイン、あなたの意見を聞きたいわ。」
ルイン「意見?」
エイリア「まずはレプリカフォースアーマーのヘッドパーツなんだけど……エネルギー消費を皆無にすることが出来なくて申し訳程度の軽減。でも悪足掻きをしてチャージのエネルギー消費も軽減することに成功
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