第五十話 Shaved Ice Party
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ルイン。一口…貰えるかな?」
ルイン「うん。はいエックス♪」
氷抹茶を一口掬いながらエックスの口に運んだ。
エックス「(美味しいんだろうけど…味が分からない)」
緊張し過ぎて味が分からない。
ルイン「どう?」
エックス「お、美味しいよ…」
顔を赤くして言うエックスにルインも満面の笑顔を浮かべた。
アイリス「いいなあ…」
羨ましそうにルインを見つめるアイリスにゼロは何を思ったのか、自分のかき氷を一口掬うとアイリスに差し出した。
ゼロ「アイリス、食べろ」
アイリス「え?え!?」
ゼロ「他の味に興味があるんだろう?全部はやれないが一口やろう。」
スプーンをアイリスの口に含ませた。
そのスプーンはゼロが使っていた物だ。
当然それを洗ってはいない。
それが意味するのは間接キス。
アイリス「〜〜〜〜っ!!」
バタン。
そのまま動きが止まったかと思うとやがて後ろに倒れてしまった。
ゼロ「アイリス?お、おい、アイリス!!?」
ケイン「(うーむ……。この際だからゼロの鈍感ぶりを治してもいいかもしれんな……。このままではアイリスがもたんじゃろうな、色々と……)」
無自覚にアイリスの心を揺さぶり続ける友人に隠れて、ケイン博士は小さく溜め息をついた。
しばらくして騒動が収まった頃、ルインは偶然にもシグナスの姿を発見した。
ルイン「シグナス総監。総監もパーティーに来ていたんですね?」
シグナス「ああ、Dr.ケインからの誘いでな」
ルイン「何か総監がこういう場にいるのは何か新鮮です。前総監はこういうことには参加しなかったし」
シグナス「私はこういう付き合いも大事だと思っている。今までのように総監が部下となる者達としっかりとした接点を持たなければ今後は話にもならんだろうからな。」
ゼロ「(ほう…)」
シグナスの言葉に感心したゼロはシグナスの評価を変化させる。
マイナス方面ではなくプラス方面に。
エックス「シグナス総監………」
シグナスの言葉に笑みを浮かべるエックス。
ルインの言う通り、彼は前総監よりも優れた指導者になれるだろう。
ゼロ「成る程、あんたの評価を改める必要があるな」
シグナス「ふふ…やはり私はあまり歓迎されていなかったようだな…」
エイリア「それは仕方ありませんよ。いくら高性能なCPUを搭載していても、あなた自身の戦闘能力はB級の下位クラス。現場経験も碌にないため、ゼロ達のような最古参のイレギュラーハンターからすればあまりいい感情
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