5話:ニビかがくはくぶつかん
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…。
「ちっ、あの糞上司マジ死ねよ。あー女欲しい、ヤりて〜、彼女ほしぃ、もういいや、穴があったら何でもいいや。可愛い男の子なら俺は我慢できる」
………。
「ねぇ、あの子、ペットにしない?」
「私のストライクゾーンど真ん中だわ、レロレロレロレロ」
さっきから精神攻撃か、何か……
俺はビッチ共から離れ気がつけば奥の方まで追い詰められていた。
「……ホウオウ??」
そこは他の展示スペースと異なる空間。
奥の壁際にはホウオウの肖像画。中央にはホウオウがこの街に残した【せいなるほのお】が展示ケースでポツンと置かれていた。
なんか、特別な感がハンパ無い。
「いや、ここに展示されているモノに関して云えば全く何の意味も持ってないのです♪」
「………」
突然だった。
どこか聞いたことのある声色だった。
「そもそも君には【でんきタイプ】オンリーでプレイしなきゃならない縛りルールがあるのだから、たとえ伝説のポケモンだろうが【でんきタイプ】じゃないとキミには扱えないのだから。だからホウオウに関心なんて持たなくていいのです♪」
そいつはアイドルグループとか着てそうな学園制服もののコスプレをしている金髪美少女jk。
「重要なのは展示されているモノではなく、私とキミを対話させるための空間が偶然にもここ展示スペースだったわけ。それだけのこと♪」
「てめぇ……」
まさか、こっちの世界にいるとは思わなかった。
いや、この世界を、この箱庭なゲームを作ったコイツなら自分自身をここに転送するのも可能だろうけども。
「やぁやぁ、元気にハッスルしてるようで何よりだハルト君。まだ貞操を守り通しているようで画面越しから見ていて片腹痛かったのですよ♪」
「……お前のせいでもうそろそろ俺はノイローゼだ。マジふざけんなよ」
本気でさっきのモブたちによる精神攻撃は怖かったんだからな。
「やだな、感謝されどキミに恨まれる筋合いは…あるかな?」
……自覚はあるのかよ。
「でも、キミはビッチに脅える以前にポケモンバトルを楽しんでいたじゃないか。それでイーブンなのです♪」
ニコニコと、悪意のある笑みで俺の頭を撫でるな。
「で、何しに俺の前に現れた? ビッチに犯されない俺は用済みか??」
「……なんでそうなるのよ。私はキミを解雇するつもりはないし、ずっと、永遠に、キミがこのゲームに飽きが来ようが世界がエロゲーになりカオスなろうが、一生の快楽を味わって欲しいと考えているのです♪」
「………」
「私がここに来た理由は挨拶と祝杯。いやはや、先ほどのニビジム戦は中々熱い戦いだったね。私もモニター越しで観戦して濡れてしまった
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