第四十九話 海に行こう
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いた為に、本来ならイレギュラー認定を回避出来たかもしれないことも引き起こしてしまった。
今までのような小規模な事件かイレギュラーによる反乱なら市民の安全を理由に世論は納得はしたが、世界中に大きな被害を与えたレプリフォース大戦は総監が現場事情を知らなかったために起きてしまったことでもある。
恐らくシグマもレプリフォース大戦を引き起こすために前総監が現場事情を碌に知らないことも狙っていたのかもしれない。
ルイン「シグナス総監は前総監よりいい総監になれるよ。前総監がしなかった総監自身が現場に赴いて現実を知ろうとするその姿勢はとても素晴らしいと思うから」
エックス「ああ、そうだな…。最近、度重なる戦いでハンターの数は減り、部隊を保てなくなっている。俺はこれからのことを考えると部隊制による縦社会の組織構造よりも部隊制を廃止して横の繋がりを重視した横社会の組織構造の方がいいんじゃないかと思うんだ。」
ルイン「確かにね、ハンターの数も少なくなってきたし、騙し騙しで部隊を保つよりもそっちの方がいいかもね。シグナス総監に掛け合ってみようか」
流石にいきなりそんなことをしたら大きな反発を招きかねないため、そこは状況を見ながらゆっくりと変えていく方がいいだろう。
新たな総監と共に。
格納庫からチェバルを引っ張ってきたエックス達は何故かダグラスまでいることに疑問符を浮かべた。
ダグラス「さあ、行こうか。俺のチェバルはオリジナルの改造を施してアディオン並みの速度が出せるんだぜえ」
ルイン「ダグラス…スピード狂?」
ダグラス「ヒャッホーーーーッ!!!!」
躊躇いがちに尋ねるルインにダグラスは奇声を発しながら凄まじい速度で疾走した。
エックス「ダグラス…」
仲間の意外な一面を見たエックスは呆然となるが、エックスもチェバルに乗り込み、ルインもエックスの後ろに乗り込んだ。
ルインの愛用していたチェバルは、カウンターハンター事件が終結した際に廃棄処分されたらしい。
この時点ではルインはまだ機能停止したままなので仕方なかったのだが…。
ゼロ「とにかく行くぞ」
アイリス「私達も追い掛けなきゃ」
ゼロとアイリスもチェバルに乗り込んで、チェバルを起動させた。
チェバルが風を切って進み、爽やかな風が通り過ぎる。
ルイン「たまにはこういうのもいいかもね」
エックス「何がだい?」
ルインの呟きが聞こえたのか、エックスが尋ねる。
ルイン「ん…だって人前じゃ、こんなにエックスの近くにいられないもん。立場もあるし」
後ろから手を回してくるルイン
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