第三章
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もよかった。
「この決闘、喜んで受けてやるよ」
「ならば」
二人はそれぞれ同時にマントに手をやる。そして。
「勝負!」
「行くぜ!」
マントを脱いだ。するとそこにいたのは。
「えっ!?」
「何っ!?」
冬樹は美麗を、美麗は冬樹を向かい側に見た。二人共少林寺の稽古着である。二人はお互いの姿を見て思わず目を点にさせた。
「や、山口」
「わ、若松」
二人はそれぞれ相手の名を口にした。今さっきまで満ちていた闘志は完全に雲散霧消してしまっていた。
「どうしてここに」
「そっちこそ」
「おやおや」
「二人共やっと素直になったんだな」
しかもここで。周りに二人のクラスメイト達がわらわらと沸いてきた。そうして彼等を取り囲んでしまったのであった。
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