暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
15ー夏の夜の夢
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「今日もやってるね…」

須郷の計画を阻止し、明日奈が退院した後、俺はSAOサバイバーを集めた学校に通っていた。
まあもちろん明日奈や和人も通っているのだが…

「…仲良しだな♪」

昼休み。四階のカフェテラスにいるのだがそこは中庭が見える。
…そこで和人と明日奈が一瞬にお昼を食べているのだが。
2人の近さが半端ない。どう見ても夫婦です。ありがとうございました。

「まったくあんなにくっついちゃって…」
「リズさんだから一ヶ月は手を出さないっていう協定なんて作るから…」

ん…あれは…?
どうやら俺と同じで窓から見てる少女2人組を見つけた。1人はお弁当を食べていて、もう1人は牛乳パックをギュルギュルと飲み干している。俺はとっさにあの世界であった2人を思い出し、

「もしかしてリズとシリカちゃん?」

呼んで見た。その呼びかけに2人が俺の方を向く。

「あ!スノーさん!」
「なんだ…あんたなの…」
「おいおい…あんたは酷いな。…つーかリズ。お行儀悪い。もっとパック牛乳はもっと音を立てないで飲むものでしょ??」
「そういう問題??」

どうやらシリカちゃんは綾野珪子という名前でリズベットは篠崎里香という名前見たいだ。
その後キリト…和人の愚痴から始まり惚気話を聞いているとあっという間に昼休み終わる5分前だった。

「おっともうこんな時間ね…」

里香が話足りない様子だった。俺はふと今日のあることを思い出した。

「そういえば2人とも今日のSAOの打ち上げ…場所分かるよね?」
「はい。エギルさんのダイシー・カフェですよね。」

とシリカちゃん。

「はい。そのとうり!ま、今日は楽しみましょうや!…そんな2人に朗報があるよ!」
「「?」」

2人とも首を傾げる。俺は笑いながら人差し指を立て一言。

「次の授業…ヤバくない…?」

その後3人が一斉に教室にダッシュしたのは言うまでもない。
俺は面倒くさいので途中から歩きました。怒られたけど。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

退屈な授業も終わり。俺は一足先にダイシー・カフェへと向かった。カフェに入るとパーティーの準備は出来ているようだった。俺はある人に話しかけた。

「ユリエールさん!」
「スノーさん??久しぶりね。」

あの地下で助けた。ユリエールさんとシンカーさんがいた。どうやらこの2人は結婚したらしい。

「ご結婚おめでとうございます!」
「ありがとう…スノーさん。あの時貴方が救ってくれなかったら今頃こんな未来になっていませんでした…」
「どういたしまして。」

俺は軽く一礼した後、笑顔で。

「ユリエールさん。おめでたができたらぜひ雪宮病院に起こし下さい。
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