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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第二話 「白銀が行く!」
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信半疑で彼の言うとおりに従うことになりました。
「オラオラ!早く道を開けねぇとお姫様が大変な目になっちまうぜ?」
俺は敷地に居る兵士の塊に彼女を向けて道を開けさせる。警備の兵士だって下手に後ろから飛びかかろうとはしないだろう?なにせ、自分達のカシラが俺の人質なんだからな?
俺はお姫様を連れて数時間、どうにか入ってきた塀の場所へとたどり着けた。
「ふぅ〜どうにか見つける事が出来たぜ?」
そうすると、俺はお姫様の首に絡めていた腕を離す。自由に立ったところで彼女は俺に尋ねる。
「まだ……庭園の中では?」
「いいや、ここまで来りぁもうわかるよ。それと……さっきは本当にすまなかったな?偶然迷い込んじまって、その上こんな目に会うなんて思わなかったからよ?」
「仕方ありません……皆、私を守るために必死なのです。あとから私が摩耶達に注意をしておきます」
「ハハハ、そうだな?俺以外の奴がまた入ったらそいつが可哀想だからな?」
そういうと、俺は塀へと近付きよじ登ろうとするが、その前に彼女へ振り向いて別れを告げる。
「あばよ?お姫様」
「はい、お元気で?」
別れを言い終えて俺は塀へとよじ登ろうとした……が、突如ここで最悪の事態が起こってしまう。それは、
「……ん?」
こちらへ向かって地響きが近付いてくる。それもまるで足音のようにドスドスと小走りで近付いてくる。そして、その主は現れた。
「な、何だ!?」
そこには真っ赤に彩られた巨大な……ロボット!?
「なぜ……戦術機が?もしや、摩耶!?」
お姫様が叫ぶと俺はギョッとする。まさか……あの坊主が言っていた「戦術機」とは、あの人型兵器のことだったのか!?
「殿下!すぐにその輩から離れてください!!」
すると、ロボットは背から長刀を取り出してその先を俺に向け出した。もしかして、それを使って俺と喧嘩するのか?っていうか、これは喧嘩っていうレベルじゃないだろ!?
「お、大人気ねぇぞ!?このとおりお姫様は返すから降りて来いって!?」
「黙れ!土足で帝都城へ入り、その上殿下を連れ去ろうとした外道め!!」
「ちょ、ちょっと待てって!?」
「問答無用!!」
「やべ……逃げるぞ!?」
「え……?」
そういうと、彼は私を抱き上げて摩耶の専用戦術機吹雪から逃げ出す。私はそんな逃げる若者に抱きあげられている事、それも憧れの「お姫様だっこ」をされて顔を赤くしてしまった。なにせ、父様以外の殿方に抱かれているのだから無理はありません……
私は、私を抱いて逃げ出すこの青年の胸に耳を当ててその鼓動を聞いていた。
「殿下を再び人質に取るとは……この卑怯者め!!」
「だーかーらー!お前がそのロボットから降りれば済む事なんだよ!?」
「貴様!さては我が帝国への反逆を企てる反乱分子の者か!?」
「何でそうなんだ
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