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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第二話 「白銀が行く!」
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ゴトゴトッ……寝殿の隅で何らかの物音を捉え、恐る恐るそこへ歩み寄ってみると、
バリッ!
突如、誇りと共に畳みを食い破ってそこから雄々しい方腕と拳が突き出して、
「だ、だれ……!?」
両手で口を押さえて悲鳴を抑える私は、畳を捲って出て来た一人の青年を目にした。丈の長い学生服でしょうか?
「ゲホッゲホッ……かぁ〜!狭かったぜ?……ん?」
厳つい瞳と、凶暴に見える表情、どこをどうみてもいい人には見えなさそうな若者が、私の方へと視線を向け、その視線を向けられた私はつい悲鳴をあげてしまいそうになり、
「だぁー!ちょっとタンマ!?」
突然目の前に現れた青年を見て私は思わず悲鳴を上げてしまう。
「あ、怪しいモンじゃねぇんだ!何もしねぇから、ちょっとかくまってくれ!?」
「……?」
青年のその必死な救い声に私の警戒は和らぎ、そして寝殿へ「殿下!」と叫んで使いの者が押し寄せて来た。
「殿下!ご無事ですか!?」
「ま、摩耶!?」
そこには私の護衛隊長を務める女性、月詠摩耶が駆けつけて来た。
「貴様ぁ!殿下から離れろ!?」
摩耶は私の後ろにいる青年へと怒号を上げる。
「ま、待ってくれよ?俺はただ悪気があってやったわけじゃ……」
「黙れ!無許可で帝都城へ不法に忍び入るとは重罪に値する!!」
「だから、わざとじゃ……」
「お待ち下さい、摩耶……?」
「え?」
そのとき、必死に誤解を解こうとする俺の前にお姫様のような女の子が立ちあがって追手に向かって言う。
「この者は、悪意があって我が城へ侵入したわけではないようなので、許してはくれぬか?」
「殿下、この輩に何をたぶらかされたのですか!?」
「帝都城の敷地内は広大である。それゆえに迷い込む者たちが居たとて過言ではない。この若者を許してはくれぬか?」
「……」
追手の女は少し黙り、戸惑っていた。なるほど、つまりこのお姫様みたいな娘がこの城の頭ってことだな?ちょっと可哀想だけど、これなら……!
「!?」
俺は前の彼女の首周りに片手を絡めて人質にとって彼女を盾にすることに成功した!
「そ、そなた?なにを……!?」
女の子、別名お姫様は俺の行動に驚いている。俺だってこんな事をしたくはない。だが、
「貴様!何の真似だ!?殿下から離れろ!?」
「ハン!どうせこのお姫様が許したところで、度の道俺は免罪で牢屋にぶち込まれんだろ!?」
「うぅ……」
「ケッ!図星かよ?」
そして、俺はお姫様の耳元でこう囁いた。
「すまねぇ……けど、本当に俺はアンタの庭だったなんて知らなかったんだ。外へ出たらちゃんとこの腕を離すから暫く人質になってくれ?」
「……」
……私は、予想外の行動に出た青年の行為に恐怖と少しの避難を感じていますが、その目を見る限り、悪気があったようには思えなくなり、半
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