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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第二話 「白銀が行く!」
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た。
「お、おお……!?」
「遠慮せずに食えよ?そのようすだと朝飯を食い忘れたようだな?」
「あ、ああ……図星だぜ?」
俺は遠慮なく小鉢にある食い物を食わせてもらうことになった。坊主から恵んでもらうのだから、いつものように両手を合わせてから手を付ける。ちなみに言うが、俺はこれでも飯を食う時は他のDGN共とは違って行儀よく食事をしている。ガキの頃、まだ親父とお袋が生きていたころだ。俺は、二人に飯食う時の行儀や礼儀などをしっかり躾けられた。親が死んでからは他のチンピラと一緒にされたくないため、己の流儀と礼儀だけは弁えている。
「お、アンタ他のチャラチャラした奴と違って結構礼儀がなっているね?それに、今のご時世長ランとは古風だぜ?」
傘から覗く坊主の顔を見ると、まだ俺と同い年の青年だった。
「ああ……他の奴らと一緒にされたくねぇからな?」
俺は半分ほどもらい、満足したところで坊主に礼を言う。
「ありがとよ?おかげで助かったぜ!坊さん」
「いいってことよ?京都はけっこう坊主達が溺愛されるから毎日こうして托鉢に出かけるとこんなに大量よ?」
「へぇ?俺も坊さんになろっかな?」
「ハッハッハ!早朝に起きて掃除と飯炊きをやらされるんだぞ?それが終わったら夜遅くまで経の猛勉強さ?」
「うわ……やっぱ下りるわ?」
「まぁ、俺も修行をサボって托鉢に出かけたりするからな?他の連中もそうさ」
「そんなスパルタスケジュールについていけるかよな?」
俺はこの坊主と意気投合し、しばらくは雑談を続けた。
「そういやアンタ、今日は平日だって言うのに学校はどうしたい?」
「はぁ?そんなもん俺には無縁だい」
「まぁ……このご時世だからなぁ?」
「ご時世だ?」
「そうさ?数十年前に「奴ら」が来てから……」
坊主はそう言って頭上の空を眺めた。
「奴らって誰だよ?」
俺はその「奴ら」とやらが気にかかり、訪ねる。
「何だ?奴らも知れないのか?」
「奴らってだけじゃわからねぇよ?」
「大抵は通じるが……「BETA」だよ?」
「何だ……それ?インベーダーの親戚か?」
「まぁ、そうだな?坊主以外の男たちはみんな徴兵で連れて行かれちまってよ?今じゃあ俺たちぐらいの年頃の女の子達が戦術機に乗って戦う時代になっちまったな?」
「戦術機?」
「おいおい?戦術機も知らねぇって言うんじゃないだろうな?」
「まぁ……」
「まぁ、そうさな?俺も世間の事はよく知らないからお互い様だ。戦術機ってやつぁいわゆる人が乗り込んで戦うロボットらしい。それに乗ってBETAとやり合っているらしいぜ?」
「へぇ……何か、マンガやアニメみてぇな展開だな?つうか、そんなの信じられるかよ」
「まぁ、俺は生まれた時からそう言うことになってっから、始めて知る奴なら信じられないのは当然だ
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