『退園後の生活』
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正式に籍が外れ自立生活開始。
アフターケアーはある。
式の前に暫く自立生活始めてたから変わらず。
でも、うん、変わらずに今を続けることこそが難しい。
やから目標は今の生活継続。
誘惑だらけの日常。
通信で友達になった子が、友達を引き連れてきた。
一人暮らしの狭い家は更に狭くなった。
そして高校生の悪の巣窟に。
寒い中ずっと海で隠れるように喫煙してたメンバーが場所をウチに変えただけ。
垢抜けん純情な男の子達。
変な心配は無かった。
施設を出てすぐ、連絡を取った人が居た。
職場実習で携帯教えて貰ってた人。
付き合ったけど、ウチが皆の溜まり場になった頃すぐ別れた。
人間性もやけど、趣味嗜好がかけ離れた世界で無理だった。
なかなか納得してくれず最終的には高校生達が別れさしてくれた。
その後、妻帯者と付き合うことになった。
ごっつ優しくて紳士的で手を出してくることは無かった。
でも、ある日をキッカケにその人が崩れた。
そこから体の関係もありになった。
でも、ウチ溜まり場。
プライバシーあるようで無いような。
帰ったら待ってるパターン。
12月。
寒い。
皆に肉まん、コーヒーなどなど買って帰ったり、食べ飲みに連れて出たり。
毎日だいたい一緒にいたメンバー。
たまに変わったり全員だったりする。
何故か恋愛事情が筒抜け。
不倫もバレる。
みんな純情な高校生。
『はよ別れろ』
誰でも言うだろうけど。
でも好きなんよ。
大事なんよ。
離れたくない気持ちも強い。
困らせたくは無い。
家庭を壊す気は無い。
別れるって決めた。
後々、恋愛感情では無く、父親的存在を求めてただけって気付いた。
決めたら動くの早い。
高校生も協力してやるって。
何かあったらあかんから一応監視役って。
帰ったら待ってる高校生。
カラオケの部屋で話す事にしたから、隣の部屋居ってって頼んだ。
店の代金+α渡した。
べつに変な人じゃ無い。
仮にも好きだった人。
何かあったらってのも...
失礼やな。
でも、普段優しい人は何起こすか解らん。
一応...
カラオケ普通に熱唱されて終わった。
裏道に入って車庫ガレージ?倉庫?みたいなんがいっぱいある所で座って話した。
後ろから高校生はついてきてた。
率直に『別れる』って言ったらビックリしてた。
嫌いなわけじゃ無いもん...それは伝わるし。
暫く沈黙。
『子供の母親になってくれるか?』
離婚するって。
一番望んで無い。
そんなに想われてたのは正直嬉しかった。
でも、18歳でいきなりデカイ子も居るってのはキツかった。
それに絶対、子供達的
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