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でんきタイプで縛りプレイ
2話:ピクニックガールと勝負
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場人物全員ビッチじゃないだろうな。

 それだけが心配だ。

 翌朝。

「おはようございますいってらっしゃいませ野生のビッチに気をつけてねー!!」

「………もう二度と来るもんか」

 もうトキワのポケセンに立ち寄れない。

 こうしてニビシティまで過酷な旅が始まった。

 トキワシティを北上する俺。

「あなた、目が合ったら勝負よ!」

 街外れを縄張りとしていたピクニックガールのモブ子が勝負をしかけてきた。

「いいぜ、肩ならしだ。サンダース、お前の強さを見せてやれ」

「ギャウ!!」

「ニドラン♀、行きなさい!」

「ニドッ!」

 体力はできるだけ温存したきたいのだ。

 長期戦はダメだ、短期決戦で決めてやる。

「ニドラン♀、【たいあたり】よ!!」

「じゃあこっちは【めざめるパワー】だ! やれ、サンダース!」

「ギャウ!!」

「なーーー!??」

【こおりタイプ】の【めざパ】を放ったサンダース。ニドラン♀はあっけなく戦闘不能になった。

「そ、そんな、私のニドラン♀が……」

「………もう駄目ニド」

 ………。

「よくやったわ、ニドラン♀。次はコラッタ。あなたの出番よ!」

「コラッ!!」

 ピクニックガールはコラッタを繰り出してきた。

「コラッタ、【たいあたり】よ!!」

「コラーーーッ!!」

 さっきも【たいあたり】だった気がするが、学習してないのな。

 これじゃワザを出すのももったいない。なんか気が引ける。ので、

「サンダース、跳躍してコラッタを踏んじまえ!!」

「ギャウ!!」

 サンダースはワザを出さずに跳んだ。跳んではこちらに向かってくるコラッタに狙いを定め、

「は??え、ちょっと待って!!」

 ワザと呼べない攻撃に困惑するピクニックガールだが制止も虚しく、

「コr……ぷぎゃぁああああああッ!??」

 コラッタは落下するだけのサンダースに、まあ思いっきり踏まれて撃沈した。

 これが昨日の特訓の成果だな。ゲームと違ってワザと行動を使い分けることができることが判明した。

 リアルだからできる、アニメみたいな所業だ。

「そ、そんな……どっちも一撃で沈むだなんて」

「勝負ありだな」

「ギャウギャウ!」

 さすが改造厨のサンダースだ。らくしょー。

「ふえーん、弱い者イジメよコレはー!!」

「「………」」

 そう言ってはピクニックガールのモブ子はトキワシティへと帰っていった。

 初の対人戦だったが、弱いイジメとか言われた。

 ……そりゃないぜ。

 さて、トキワの森へ行こう。
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