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有栖キャロの小学校物語
第7話 運動会です(後編)
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は頑張った…………」
「佐助君」

いつの間にか近くに来ていた佐助君にも言われる。

「それにね…………」

そう言ってエリオ君は本部があるテントを見ました。

「負けたと決まった訳じゃないよ」

『ただいまの判定の結果……………1位、1組!!』

その瞬間、私達のクラスから歓声が湧きました。

「ね、キャロ」
「そう………ですね………」

その後、クラスに戻った私達はもみくちゃにされながら暖かい祝福を受けました……………










「エリオ」

俺は救護室に来ていた。
エリオに話したかった事もあるし、エリオの怪我に真っ青になったフェイトの様子も気になったからだ。
キャロ達は今、閉会式を行なっている。

「あっ、レイ兄!!」

どうやらエリオは元気そうだ。

「こらエリオ、まだ動いちゃダメだよ!!」
「あっ、ごめんなさい…………」
「おい、擦り傷くらい大丈夫だろ………」
「ダメだよ!!変なバイキン入ったらどうするの!?」

フェイトは将来絶対に子煩悩だな。
下手をしたらモンスターペアレント何かもありえるかも………

「それくらい大丈夫だって。それよりエリオと話があるんだけど…………」
「僕と………ですか?」
「ああ、だからちょっと借りるな」

そう言ってフェイトからさっさとエリオを連れていく。

「ちょっと、まだ駄目だ…………っていない?」








「ここならいいだろう」

俺は校舎脇にレアスキルでジャンプしてエリオと離れた。
この話はまだフェイトに聞かせていい話じゃないしな。

「で、話ってなんですか?」
「エリオ、キャロのクラスメイトはどうだった?今日一緒にいてみてどう思った?」
「………みんないい人でした。親切で、面白くて………」
「そうか………エリオ、お前学校通う気はないのか?」
「………ごめんなさい、僕は………」
「恩返しの為に管理局にか?」
「!!何でそれを!?」
「俺の推測。フェイトに断られたと聞いて、そうじゃないかと思ったんだ」

というのは建前で、わずかな原作知識でそうなんじゃないかと思っただけなんだけど………

「僕は……………助けてくれたフェイトさんに恩返しがしたい!少しでも早く………」

その気持ちは痛いほど分かるんだけど…………

「お前はそれでいいのか?今日皆と一緒にいて、勉強したり、みんなと遊んだりしたいと思わないのか?」

「…………………思いました。けど………」
「なら学校に行くべきだ」
「えっ!?」

「恩返しなんて、いつでも出来る。ただな、小学生でいられるのは今しかないんだ」
「で、でも…………」
「魔法の訓練なら俺や星達が教
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