第7話 運動会です(後編)
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ッショイ!」」」」」」」」」」
「おい、みんなやめろって…………止めろよ…………た、助けてくれ〜!!」
突然助けを求めるエローシュ君。
だけど、テンションの上がったみんなは聞こえてないみたいです。
「よ〜し、みんな、もっと上げるわよ!!」
「「「「「「「「「「おおー!!!!!!」」」」」」」」」」
「お願いマジで止めて!!めっちゃ怖いんですけど!?」
「ルーちゃん………」
「キャロ、エリオ、エローシュ面白い顔してる………」
ルーちゃんは面白いものを見るように楽しんでいます。
「ルー………鬼だね………」
エリオ君も可哀想だと思ってるみたい。
「ワッショイ、わ………へくしゅん!!」
そんな時、夏穂ちゃんがくしゃみをして掛け声が止まりました。
すると、みんなの手も止まります。
そして…………
「えっ!?ぎゃああああああ!!」
真上に上がったエローシュ君はそのまま地面に落ちていきました。
「アハハハハハハハハハハ!!」
「「ああ………………」」
大笑いしているルーちゃんの横で、私とエリオ君はため息しか出ませんでした…………
さて、運動会も最後のプログラムへと進んでいきました。
組体操でエローシュ君がピラミットのてっぺんでイナバウアーをしたことはいい思い出です。
降りた時に、土台だった人にタコ殴りにされてましたけど…………
っていうか古いです。
「さ、さあ最後のクラス対抗リレーだ!」
ボロボロになりながらも、みんなに声をかけるエローシュ君。
「走るのは一部だけど、みんな!しっかり応援してくれ!!」
「「「「「「「「「「OKエローシュ!!」」」」」」」」」」
「よ〜し、やあ〜ってやるぜ!!」
「足引っ張らないでよ。アンタが一番遅いんだから………」
「うっ!?」
夏穂ちゃんは相変わらず厳しいです。
リレーの選手は私、ルーちゃん、夏穂ちゃん、男子でエローシュ君、佐助君、そして…………
「流石に無理があると思うんだけど…………」
エリオ君です。
「大丈夫だ、佐助!」
「持ってきた…………」
佐助君がいきなり現れて、何かをエローシュ君に手渡しました。
「これは?」
「この海鳴市には面白いグッズを作ってる人がいてな。その人の発明品なんだけど、その名も『影が薄くな〜る!!』」
裏声でエローシュ君が言いました。
しかしどこかで聞いたことがある言い方だったような気がします…………
「これを使えば、いくらイケメンでも可愛い子でも注目されなくなるんだ!」
「くだらない」
私もルーちゃんと同じです。
「作ったのは俺じゃないぞ!!ほら見ろ、ここに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ