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有栖キャロの小学校物語
第7話 運動会です(後編)
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ッショイ!」」」」」」」」」」

「おい、みんなやめろって…………止めろよ…………た、助けてくれ〜!!」

突然助けを求めるエローシュ君。
だけど、テンションの上がったみんなは聞こえてないみたいです。

「よ〜し、みんな、もっと上げるわよ!!」

「「「「「「「「「「おおー!!!!!!」」」」」」」」」」

「お願いマジで止めて!!めっちゃ怖いんですけど!?」

「ルーちゃん………」
「キャロ、エリオ、エローシュ面白い顔してる………」

ルーちゃんは面白いものを見るように楽しんでいます。

「ルー………鬼だね………」

エリオ君も可哀想だと思ってるみたい。

「ワッショイ、わ………へくしゅん!!」

そんな時、夏穂ちゃんがくしゃみをして掛け声が止まりました。
すると、みんなの手も止まります。

そして…………

「えっ!?ぎゃああああああ!!」

真上に上がったエローシュ君はそのまま地面に落ちていきました。

「アハハハハハハハハハハ!!」
「「ああ………………」」

大笑いしているルーちゃんの横で、私とエリオ君はため息しか出ませんでした…………








さて、運動会も最後のプログラムへと進んでいきました。
組体操でエローシュ君がピラミットのてっぺんでイナバウアーをしたことはいい思い出です。
降りた時に、土台だった人にタコ殴りにされてましたけど…………

っていうか古いです。

「さ、さあ最後のクラス対抗リレーだ!」

ボロボロになりながらも、みんなに声をかけるエローシュ君。

「走るのは一部だけど、みんな!しっかり応援してくれ!!」

「「「「「「「「「「OKエローシュ!!」」」」」」」」」」

「よ〜し、やあ〜ってやるぜ!!」
「足引っ張らないでよ。アンタが一番遅いんだから………」
「うっ!?」

夏穂ちゃんは相変わらず厳しいです。
リレーの選手は私、ルーちゃん、夏穂ちゃん、男子でエローシュ君、佐助君、そして…………

「流石に無理があると思うんだけど…………」

エリオ君です。

「大丈夫だ、佐助!」
「持ってきた…………」

佐助君がいきなり現れて、何かをエローシュ君に手渡しました。

「これは?」
「この海鳴市には面白いグッズを作ってる人がいてな。その人の発明品なんだけど、その名も『影が薄くな〜る!!』」

裏声でエローシュ君が言いました。
しかしどこかで聞いたことがある言い方だったような気がします…………

「これを使えば、いくらイケメンでも可愛い子でも注目されなくなるんだ!」
「くだらない」

私もルーちゃんと同じです。

「作ったのは俺じゃないぞ!!ほら見ろ、ここに
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