第6話 運動会です(前編)
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に目立ちすぎてちょっと恥ずかしいですけど…………
さて、俺達有栖家の面々は自分達の敷いたレジャーシートに座り、俺はカメラを準備し、始まるのを待っていた。
フェイト達や桐谷達はそれぞれ違う場所で見らしい。………っと言っても本当は一緒に見ようという話だったが人が多く、ライの機敏さが無ければこんな前の席も無理だったかもしれない。
まあそれはともかく、キャロ達を探していると、周りのクラスとは明らかにテンションが違うクラスを見つけた。
よく見るとキャロとルーもいる。
「何か妙に気合入ってるな」
「そうですね、初めての運動会とは思えない気合を感じます」
確かに星の言う通り。
円陣組む小学1年生を初めて見たぞ俺…………
「確かにキャロの言ってた通りだね」
「そうだな、我もここまでとは思ってなかった」
ライや夜美も同じみたいだな。
「だけど楽しそうだな」
見ていたフェリアが不意にそんな事を言う。
「そうですね」
「そうだね」
「だな」
俺も同意見だ。
キャロはとても和かにクラスの仲間と話している。
ルーは…………何か男の子にちょっかい出してるな。
「まあ楽しそうで何よりだよ」
俺の言葉に星達4人は頷いたのだった。
「先ず第一関門だな」
エローシュ君は真面目な顔で呟きました。
一年生綱引き。
最初の方でいきなりです。
他のみんなも顔つきが変わりました。
ちなみに作戦は単純なもの。
団結力で勝負との事です。相手は確かに個々の運動神経はいいのですが、余り仲が良くないらしいです。
綱引きはみんなで協力してやる競技です。確かに付け入る隙はあります。
『ここは俺達の団結力で相手を倒す!』
シンプルですがいい作戦だと思います。
「いいか!掛け声を合わせるんだ!!俺達は個々の力は弱いが団結力はどの学年にも負けないと思う!!
俺達の力を見せてやろうぜ!!」
「「「「「「「「「「OK、エローシュ!!」」」」」」」」」」
流行りでしょうか?
何故か今日はこの掛け声をします。
「頼むぜ、秘密兵器………」
「本当に大丈夫かな…………」
「いい加減覚悟を決めるべき」
ルーちゃんはそう言ってエリオ君の背中を叩きました。
エリオ君は痛みで咳き込んでます。
ちなみにエリオ君は杉山君の体育着を借りてます。帽子も深く被っているので分からないと思うのですが………
杉山君とそのご両親には既に了承済みらしいです。
というよりジャンピング土下座をしたエローシュ君に折れたって感じでしたが………
場所は一番前。
その横に私で、後ろにルーちゃ
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