マクロスF
0702話
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「うわぁ……随分と煌びやかと言うか、寧ろ派手?」
つい先程までいた砂漠から1時間程。正確に言えば、スケボーモドキを借りた場所まで30分、そこから専用の車両に乗って移動して30分といったところか。1時間前までは砂漠のど真ん中にいたというのに、今は周囲に幾つものカジノが建っている街の中でも中央付近にある一際巨大なカジノの前にいた。
そして、目の前にあるカジノを見てシェリルが呟いた一言がそれだった。
いやまぁ、実際にこうして見ると派手であるのは事実だから言いたい気持ちも分かるんだけどな。
「さ、行きましょう」
「……カジノって、普通それなりの格好をする必要があるんじゃないか?」
別に俺とシェリルの格好がみすぼらしいとかそういう訳では無い。俺はS.M.Sの制服を着ているからマッチしているとは言えないものの、それでも周囲から浮いている程でもない。シェリルに至っては、元々持っている輝きが違うと表現すればいいのか、普通の私服だというのに自分の中から出ている存在感で周囲に文句を言わせてはいない。
まぁ、自分の正体を隠す為かサングラスをしているというのは結構いるし、それ程おかしくはないんだろうが。
「さ、アクセル。行きましょ。折角だから思う存分遊ぶわよ!」
「金は……いや、言うまでも無いか」
「当然でしょ」
強気な笑みを浮かべ、早速現金をコインへと替えるべくカウンターへと向かって行くのだった。
まぁ、俺も殆ど街中に出ないからS.M.Sでの給料はそれなりに溜まっているし、バジュラとの戦いで得た危険手当とか報酬とかもあるし、文句は無いんだけど。それに喫茶店のマスターから貰った引換券もあるし。
さて、1つ俺も運試しと行きますか。
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