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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-D砕け得ぬ闇の使徒〜Lord of Darkness〜
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持ってるって。このわたしの姿をしたマテリアルも、今のわたしが扱える魔法を全て使えるはずや。しかも威力がわたしのと比べると段違いや。
「何を驚いておる。我は闇の書の力の中枢、その頂点に立つ王のマテリアルぞ。理、力、義、律。王下4つのマテリアルとは一線を画しておってもなんらおかしくなかろう。それに、すでにいくつかの欠片を取り込んでおるのだしな」
“王”のマテリアル。名前からして確かに特別や。満足そうに笑みを浮かべるマテリアルにわたしとリインフォースは身構える。リインフォースはまだ何か言いたそうな顔やけど、わたしが折れることはないってわたしの目から察してくれたんか「ご無理はなさらないでください」ってようやくわたしの戦闘参加を認めてくれた。
「光栄に思うがよいわ。闇の書復活の宴の前奏として、王自らがうぬらと踊ってやろう。王と我が王杖、エルシニアクロイツの前にひれ伏すがいい! アロンダイトッ!」
“エルシニアクロイツ”ってゆう名前に変更された剣十字杖の先端から発射されるんは砲撃魔法、アロンダイト。わたしの魔法で言うクラウ・ソラスや。その砲撃をリインフォースに抱き寄せられるような形で回避。
『威力が尋常ではありません! 防御に回れば墜とされかねません!』
『うんっ。出来るだけ回避やな!』
「威勢が良いのは口だけか?・・・アンスラシスドルヒ!」
避けたばかりのわたしらに向かって放たれたのは、アンスラシスドルヒってゆう名前に変更されてる短剣型の高速射撃魔法、ブルーティガードルヒ(わたしの場合はブラッディダガーや)。その数8発。リインフォースが同数のドルヒを発射して全弾迎撃。
「主はやて! 支援射撃をお願いします!」
そう言うてマテリアルへ向かって行ったリインフォース。マテリアルがわたしと同じなら近接戦闘が出来ひんはずや。そんなリインフォースを助けるべくわたしは「バルムンク!」剣状の射撃魔法12発を放射状に発射。バルムンクは曲腺を描いてマテリアルを包囲するように襲撃。
「子鴉に出来ることは我にも出来るぞ。ドゥームブリンガー・・・!」
同じ数と軌道で発射された剣状射撃ドゥームブリンガーが、わたしのバルムンクを全弾迎撃した。でもそれでもええ。ただ「はぁぁぁぁぁ!」リインフォースの援護が出来ればな。すでに懐にまで入られてるマテリアルはまずリインフォースの一撃を防げへんはずや。しかもいま発動してるんはシュヴァルツェ・ヴィルクングってゆう、効果破壊の魔法を纏わせたパンチや。そやからたとえシールドが間に合っても砕けてしまう。
「壊れかけの残骸の拳など、注意するにも値せんわ・・・!」
マテリアルはひらりとリインフォースの真っ直ぐなパンチを半歩分横に移動して避けて、「アンサラーシュラークッ!」剣十字杖に魔力
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