暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-D砕け得ぬ闇の使徒〜Lord of Darkness〜
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、ははははははッ!!」
リインフォースと背中合わせで周囲を警戒してる中、そんな笑い声が聞こえてきた。声のした方を見る。そこには「ビックリや。わたしが居る・・・」わたしと瓜二つの女の子が大笑いしてた。
「力が漲る、魔導が滾る!! 我が元にいざ集え、闇の欠片よ! 我が身に捧げる贄となれッ!」
そやけどちょうぶっ飛んだ性格の持ち主のようや。う〜ん、他のマテリアルもまた変な性格をしてたんやろうか。そう思うと、ちょう見てみたい気もする。他の子はどんなふうにアレンジされてたんやろ。
「主はやて。お気を付けください! あの凶悪な魔力は只事ではありません!・・・っく。相手が悪い・・・が。主はやて・・・」
リインフォースに見詰められたわたしは「判ってる。2人でならきっと・・・!」って強く頷き返す。魔導師&騎士歴が数日のわたしでも判る。アレは今まで相手にしてきた残滓とはちゃう。特別な基体マテリアルってゆうんは伊達やないってことや。そやけどわたしとリインフォースの2人なら・・・。
「主はやては離れていてください。私ひとりで相手をします」
「・・・・え?」
「私のこの壊れかけの拳でアレを止めることが叶うかどうかは判りませんが・・・。いえ、止めます、必ず。主や騎士たち家族を守るため、そして雛鳥たちの空を開くために。私がこの身に、命に代えてでも・・・!」
何を言うかと思うたらリインフォースは自分を犠牲にしてでもわたしを逃がして、最後のマテリアルと戦うって。もちろんそんなん「アカン!」に決まってるやろ。家族を見捨ててわたしひとりで逃げるなんて出来ひん。
「とゆうかな、自分のことを壊れかけとか言うたらアカン・・・!」
自分を蔑ろにする発言をしたリインフォースのことを叱ってたら・・・
「先ほどからコソコソと喚いているのは誰かと思えば・・・。面白い獲物がかかったわ。我が映し身ではないか」
横顔を向けてたマテリアルがきちんとわたしらに向き直った。とゆうか、「わたしの方が偽者みたいな物言いやね、それ」そっちの方が偽者やのにな。
「それに・・・壊れて使い物にならぬ融合騎、と呼ぶのもおこがましい残骸ではないか。無様に生き恥を晒しおって。見るに堪えぬわ」
「っ!!」
聞き捨てならんことを言うたマテリアルをキッと睨み付ける。
「ほう。闇の書の主であることを、闇を統べる王の玉座を棄てた、羽根も揃わぬ子鴉が一丁前に敵意を放ちおる」
「わたしは王様になんて別になりたなかった。それに、人を殺して自分も死ぬだけの玉座なんて、意味がないやろ」
「あまつさえ、王位と玉座を棄てるだけに留まらず、そのような残骸を行かす為に貴重な機能の大半までも打ち棄ておった愚か者めが」
わたしの話を聴いてへんって風に話を
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