暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-D砕け得ぬ闇の使徒〜Lord of Darkness〜
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†††Sideはやて†††
リインフォースやシグナム達を何百年も苦しめてきた“闇の書”の闇――ナハトヴァールと防衛プログラム。わたしらは今、数日前に家族と友達みんなで頑張って倒したソレを復活させようとしてるマテリアルの討伐中や。
『お疲れ様、はやてちゃん、リインフォース。残滓の消滅を確認したよ』
つい今し方、リインフォースと一緒に“闇の書”の闇、その復活の要になるってゆう再生された記憶――残滓を打ち倒した。残滓は“闇の書”に蒐集された人やその記憶から再現される思念体ってことらしくて、そやから残滓はわたしら八神家やったりすずかちゃんたち友達やったりする。
さっき戦ったんはフェイトちゃんやった。本物のフェイトちゃんやったらきっと負けてたけど、残滓のフェイトちゃんは本物よりは遅かった。そやから格下のわたしでも勝つことが出来たんや。
『それでね。申し訳ないんだけど、最後のマテリアルの反応がはやてちゃんとリインフォースの近くで探知されたんだ。2人に頼めないかな? いま手が空いてる子が居なくて』
「了解です。リインフォースと一緒に向かいます」
「エイミィ執務官補。座標をお願いします」
リインフォースと頷き合って、エイミィさんから座標を受けとる。みんなが今も頑張ってるんや。それならわたしらも頑張らんとアカンよな。
「リインフォース。最後のお勤めや。終わらせに行くよ、闇の書の旅路を、今度こそ」
「はい。我が主はやて」
リインフォースと手を取り合って空を翔ける。わたしひとりでも飛べるようにシャルちゃん家に泊まった時から練習を始めてから数日。ルシル君との勉強会からすずかちゃん達との魔法練習会へと切り替えて練習してきた。そやからこうしてちゃんと魔法戦が出来る。まぁ、今のリインフォースとの2人がかりでやっと一人前って感じやけど。
「あれが最後のマテリアルが居ると言う結界のようですね」
空を飛ぶこと少し。最後のマテリアルが居るってゆう海上にある結界に辿り着いた。この中にマテリアルの最後の1基が居る。その子を倒せば、それでホンマに“闇の書”の旅路に幕を降ろせる。うん。最後の夜天の主として、この手できっと必ず・・・。
「よしっ。行こう、リインフォース!」
決意を改めて、いざ侵入、ってゆうところで、「え・・・?」目の前の結界がグンッと膨張するかのように広がって来て、わたしとリインフォースを呑み込んだ。視界が一瞬、暗転する。
次に視界が開けた時、そこは別世界やった。ついさっきまでは夕日が沈む黄昏時やったのに、ここは完全に夜。足元は底が見えへん程の暗闇。周囲と頭上は青暗い夜空で、数多くの星が瞬いてる。それはまるでシャルちゃんがナハトヴァール決戦で見せた、創世結界ってゆう魔法みたいや。
「ふふ・・・はは
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