プロローグかもしれない何か
[2/3]
[1]次 [9]前 最後 最初
言した。
「あったりまえだろ!俺はお前の相棒だ!手伝わなきゃな!で…まずはアースラに行くのか?」
クロノは軽く笑みをこぼし拳を突き出す。
「ああ。僕が案内をしよう。頼りにしてるよ、相棒」
「ああ、まかせろ。俺がいたら万事解決だ!」
ユーリも拳を突き出し二人でぶつけあう。
そして二人で笑いあった。
ユーリ・エイグルメル。
後に管理局最強の部隊を率いた者、最強コンビの一角とも言われる存在。
そんな彼は…転生者でもある。
この物語は…彼の歴史でもある。
「あ、その前にクレープ食ってきていいか?」
「なんで君は変なところで締まらないんだ………?」
もうひとつのプロローグ
日が沈み夜となり騒がしかった人の声も静まってしまった闇の中。
ここ海鳴の森の中で一人の子供が落下してきた。
「うぅ…いててて………いったい何があったの………?」
見た目麗しい美少女のような『少年』。
彼は立ち上がり周りを見渡す。
「ここ………どこなの……?」
そう呟く彼に答える者はいなかった。
<レン、ここは俺たちの世界じゃない。おそらく地球だろう>
いや、者はいなかったが、『物』はいた。
彼の赤い腕輪より聞こえる機械がかった男性の声。
この声が答えていた。
この声にレンと呼ばれた少年は驚愕をする。
「地球!?リンドウ!どういうことなの!?」
<落ち着けレン。ついでにいうと、俺たちはパラレルワールドに来てしまったらしい>
「パラレルワールド!?なんで…そんな…」
レンはリンドウと呼ばれた声に対して詰め寄り、
リンドウはたしなめて更なる事実を告げ、
その事実に…レンはさらなる驚愕をした。
<今周りの空間を計測したんだがな…?いろいろと歪みが生じてる。おそらく次元震だろう。其れが俺たちの世界と何らかの事象がおこって俺たちが飛ばされたんだ>
リンドウの説明はかなり適当にしたものではあるがやはりレンには理解ができない。
レンの頭に『?』がくっきり浮かぶほどである。
<あ〜〜とにかくだな…俺たちは何もない。だからこの先考えるOK?>
「そうだね…コンクリートとか金属とかガラスとか食べればいいけど…普通のご飯がいいなぁ…」
リンドウのいうとおりレンは身の着のままでほかには何にもない。
このままではらちが明かないと判断したレンは街の明かりに向かって歩き出す。
しかしその時レンの脳裏にはある記憶がよみがえり、立ち止った。
<…レン?…どうしたんだ…?>
「ぁ…ううん。なんでも…ないよ」
彼の瞳に映るは昔の記憶。
その内
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ