第四十八話 Death Flower Heart
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笑みを浮かべていた。
無論、そんな巨悪の思惑を阻止せんと立ちはだかる者達は居る。
制御室の扉が開きシグマの背後に待ち望んでいた来訪者達が姿を現したのはその時だった。
シグマ「フフフ…レプリフォースとイレギュラーハンターを潰し合わせるこの計画は実に上手く行ったよ。ダブルやディザイアを始め、我が手先達もよく働いてくれた…」
姿を現したエックスとルインを前に嘲るように嗤いながらシグマが口を開いた。
ルインは嫌悪感を露にし、エックスは圧倒的なエネルギー反応を示すシグマを前にしても怯むことなく、寧ろ挑発的に鼻を鳴らしてみせた。
ルイン「シグマ…よくもディザイアを利用してくれたね…死に損ないのくせに…」
エックス「ここまで来ると呆れと笑いしか沸いて来ないな。まるでゴキブリ並みのしぶとさだ。何度倒されても蘇るお前には最早怒りを通り越して哀れみすら感じるよ。蘇る度に地獄に送り返されるんだからな」
シグマ「ほざきおったなエックス。人間の飼い犬の分際で…。如何に貴様と言えど今の私に敵うはずもない。身の程を知るのは貴様らの方だ!!」
世界滅亡のカウントダウンが始まる中、数々の悲劇を生んだこの戦争の元凶を前に、エックスとルインの最後の戦いがまさに始まらんとしていた。
シグマ「さあエックス…ルイン…。地獄へと旅立つ準備は出来たかね?」
漆黒のローブに巨大な鎌。
その姿はまさに死神そのものだ。
見た目ばかりでない。
史上類を見ない世界規模の大戦を勃発させ計り知れない命を奪ったシグマを表すのに“死神”という呼称以上に当て嵌まるものは無いだろう。
ルイン「あなたに利用されたディザイア達の無念を思い知れ!!」
エックス「業火に焼かれて、消えてなくなれシグマ!!」
ルインのセイバーとエックスの拳に炎が纏われる。
ルイン「龍炎刃!!」
エックス「ライジングファイア!!」
龍炎刃とチャージライジングファイアの灼熱の炎がシグマを瞬時に包み込み凄まじい閃光と共にその全身を焼き尽くさんとするが…。
シグマ「温いわ!!」
エックス「何!?」
マントが焼けたのみでシグマ本人は全くの無傷。
余裕の笑みを浮かべながらシグマは巨大なビームサイズを軽々と2人に向けて投擲してくる。
エックスはエアダッシュで、ルインはダブルジャンプで回避した。
シグマが目からレーザーを放つが、エックスはホバリングで滞空し、ルインはΩナックルの強化された腕力で天井のパイプを掴んでやり過ごす。
レーザーが止んだ隙にフルチャージショットをシグマに喰らわせるルイン。
シグマ「チッ!!」
エックス「シグマ!!」
Xブレードを構えて切り掛かるエックス。
シグマはビームサイズを巧みに使い、エックスの斬撃を防い
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