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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第二十話
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み不動京さんの前で止まる。こう言わないと酷いお仕置きに会うからだ。今だ、若いお姿のままなのが不思議でならないが、歳は・・。
歳の事を考えた瞬間、殺されるかも知れない程の殺気に襲われた。
不動のおじ様も、顔を青くして震えている。各言う私も、震えが止まらない。きっと唯依や真那も震えているだろう。
しかし、悠斗は何処吹く風の様に普通にしていた。大物だな。
姿は、悠斗と同じ青い髪の毛に、花の模様をあしらった髪止めを着けている、ショートカットの方だ。

「悠斗よ。何処に行っても、母は貴方の事を見守っていますよ」

「はい母上。母上に要らぬ心配をかけないように頑張って参ります」

「私の大事な悠斗を、国連軍に行かせるのは忍びないでずが、頑張って来るのですよ」

京さんが悠斗を抱きしめる。悠斗も同じく抱きしめた。少しして、お互いに離れた。

「悠斗くん。良いかな?」

「はい巌谷さん。お待たせしました。行きましょう」

車に乗り込もうとする悠斗。しかし、私はそれを黙って見ている訳にはいかなかった。

「悠斗!」

ピタリと止まる悠斗。車に乗らずに此方に向く。

「必ず生きて帰ってこいよ!」

「分かった。約束するよ」

「悠斗。私とも約束しろ」

真那もちゃっかり入ってくる。

「何をだい?」

「生きて帰って来たら、私の婿になれ!」

な!何を言ってるんだ真那。流石に其に驚いて、皆が固まる。

「ああ、良いぜ。ならいい女になて待ってな」

しかも、悠斗!貴様もちゃっかり、許可をだすな!なら、私も遅れをとるわけには行かない!

「悠斗!真那だけずるいぞ!私の婿にもなれ!」

私は、何を言ってるんだ!真那張り合うなんて、何を考えているんだ。
でも、悠斗の事を想うと胸が苦しくなる。
何時も一緒だった悠斗が、居なくなる事を考えると、夜も眠れなかった。なら、後悔するよりこのまま、勢いでも良いから言ってしまえ。

「良いぜ。父上だって、側室がいるんだからな。あれ?けど婿養子の場合、俺が側室の扱いになるのか?まあ、いいや」

「悠くん。手紙を出してね!絶対だよ!」

「あいあい。分かったよ唯依ちゃん。必ず手紙を出すから楽しみにしててな」

今度こそ、車に乗り込んだ。巌谷さんも車に乗り込んだ。
そして車が発進して行った。
車の窓から悠斗が体を半分位出した。

「じゃあな!皆元気でな!必ず生きて日本に帰ってくりからな!」

両手を大きくふっている悠斗。

「悠斗頑張ってこいよ!」

「悠斗。元気でな!」

「悠くん。手紙待ってるからねーーー」

皆が、車が見えなくなるまで、手をふり続けた。ついに車は、見えなくなってしまった。
唯依は、大粒の涙を隠す事な
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