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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
少女の想い
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用して一輝と音央の繋がりを斬った。
それをどうするか、一輝はそれを聞いているのだ。

「そう・・・じゃあ、私はあんたに隷属するわ。今更変わる、ってのも違和感があるし。」
「ん、分かった。なら、これからもよろしくな、音央。」

とても軽い一言だが、隷属の契約はなされて二人の間に再び、つながりができる。

「じゃあ、これで全部終わったんだし、早く戻るぞ。まだアジ=ダカーハとの戦いは終わってないんだ。」

そう言いながら、一輝は音央に向けて手を差し出す。
まだ座ったままである音央はその手を掴み、一輝に引っ張られるのに合わせてちょっと強めに引き・・・そのまま、一輝にキスをした。

「・・・!?」
「ンッ・・・」

一輝は突然自分がキスされたことに驚いて固まり、音央はそんな一輝の様子は気にせず、ねぶるようにキスを続け、舌を入れて絡め出した。

「「「『・・・・・・・・・・・・』」」」

そんなものが突然目の前並びに精神世界で広げていた視界で始まった四人は、ポカンと口をあけて一瞬固まり・・・

「「『あーーーーーーーーーー!!!!!』」」

内三人がすぐに再稼働して、ヤシロが音央を、スレイブが一輝を引っ張ってひきはがす。
二人の間につーっと唾液の橋がかかり、それがより一層三人の勢いを飛躍させる。

「兄様!?何をなされているのですか!こんな時間帯、人の目の前でキ、キ、キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキスをするなど!」
「いや、俺も現状が理解できてないんだが・・・」
『兄さん!それはそれで男としてどうなの!?』

一輝はそう、真っ白になった頭でスレイブに返事をしてから現状の理解に、使いものになりそうもない頭を働かせ始めた。
その間も涙目のスレイブによって体を揺らされ、涙声の湖札が中から騒いでいるのだが、それに気付かないくらい一輝は混乱している。

「ちょ、音央お姉さん!?何がどうなってこんなことに、」
「そうね・・・もう、遠慮はしないことにするわ。」

ヤシロも珍しく混乱しているが、音央は対照的にとても冷静だった。
頬はさすがに赤くなっているものの、その口調には三人の様な様子は見られない。

と、一輝は少し上を向いて考えていたのだが・・・ようやく現状を理解し、顔が真っ赤になった。
過去、マヤが頬にキスをしたときとは比べ物にならないくらい、真っ赤である。頭から湯気とか吹きだしそう。

「さて・・・どう、一輝?何が起こってたのか理解できた?」
「理解、出来たが・・・何でこんなことになったのか、理解できてない・・・」
「ふぅん・・・ひょっとして一輝、こう言うの初めて?」
「そりゃ、な・・・」
「ちょっと意外ね。でも、そっか・・・初めてなんだ・・・」

音央は一輝のファースト
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