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6話:名探偵毛利小五郎の憂鬱
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名は光の戦士プリーシア・ディキアン・ミズホである
 そして神秘の水晶を通じて光の神アフラ・マズダと交信(いまは取り上げられたのでできないらしい)して悪と戦う運命にある。他にも戦闘民族の生き残りだとか言っていた。
 途中から妄言として聞き流していたが、表情は真剣そのものでやがて狂気じみたものを感じたため、もう良いわかったと言って信じた振りをして切り上げた。

A大東亜共和国とプログラム
 無作為に選ばれた中学三年生の一クラスを殺し合わせる国主催の恒例行事。放送や禁止エリアのシステム、爆弾の仕込まれた首輪を巻きつけられるという辺りは今行われているこの殺し合いと通じるものがある。
 瑞穂は本来大人が参加するものではないのになぜ小五郎のような人間がいるのか判らない、と言う。

B名探偵毛利小五郎や怪盗キッドなどというのは本当に知らない
 瑞穂曰くそんな怪盗いたらすぐに政府に抹殺されるらしい。どうも嘘をついている様子はなく、本当に知らないようだ。

C自分は死んだ人間である
 一番驚かされた。彼女の話を一般人向けに要約すると瑞穂は前述のプログラムに巻き込まれ、桐山和雄という殺人鬼を倒そうとして返り討ちに遭い死んだという。

 そして互いの知り合いの事も話した。だが、いくら対主催とはいえ小五郎は電波な中学生に家族の情報をあんまり教えたくなかった。蘭のことは娘で探していると、コナンは居候で探しているとしか言わなかった。服部平次のことは容姿や肩書き含め詳しく教えた。あんまり深い縁は無いし襲われても彼ほどの剣道の達人なら大丈夫だろうと判断したためだ。灰原哀については元々あまり知っているわけではないので容姿のみの説明となった。
 対して瑞穂はクラスメイトだという四人と自分達が参加したプログラムの主導者だった言う坂持金発のことを話した。
 川田章吾はよく知らないが、前回のプログラムで死者放送の際名前を呼ばれてなかったので頼れるかもしれない。中学三年生だが見た目はかなり老けていて縁日で射的屋の店員をやっている筋肉質の青年
のようだという。
 先ほども名が挙がった桐山和雄は前回殺し合いに乗り、瑞穂も三人殺したのを目撃しその後自身も殺された。危険人物だと強く念を押された。そのため小五郎は端正な顔立ちをしていてオールバックということなど、聞いた情報を全て頭に入れた。
 杉村弘樹は幼い頃から道場に通っていて武術に優れ、殺し合いに乗るような性格でもない。
 相馬光子はアイドルと見まごうような美しい美貌を持っているが前回のプログラムで殺し合いに乗っており、桐山に殺されるところを見たという。
 坂持金発は政府の軍人で前回のプログラムの監督をしており、プログラム開始前に一人の女子生徒をナイフ投げで殺し、見せしめとして一人の男子生徒を部下に命じて殺したことか
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