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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
36話
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わ!しかし、そろそろ潮時か。』
「チッ、それだけしかダメージ無いんですか。こっちはボロボロですよ。」
「ピンチ。」

 そんな会話をしているとサイバスターがこちらにやって来ます。
 どうやらやっと、こちらにも援軍を送れるようになったようです。

『おい!大丈夫か!』
「機体は中破していますよ。助かりました。」
『ああ、後はまかしておけ!』
「ええ、私はコクチョウに戻らせて」

 言葉の途中で急に力が抜けて、凄まじい疲労感に襲われます。

「戒!どうしたの!」
「体に力がはいりません。」

 その上にウプウアウトの燐光も収まり、全ての出力が落ちていきテスラドライブも維持する事が出来なくなっていきます。

「あれ、機体の制御が出来ない!落ちちゃう!」

 そんなウプウアウトをサイバスターが支えてくれます。

『おい!どうしたんだ!』
「戒の様子が急におかしくなって、その後に機体が制御できなくなった!」
『クッ、不味いぞ!』
「マサキ、離してください。このままではいい的です。」
『出来るか。』
「しかし・・・・。」
『こちらは、撤退させて貰おうか。』
『なんだと!』
『そちらも忙しそうだからな。こちらとしても撤退させて貰おう。』
「見逃すということですか。」
『好きなように取るがいい。』
『ちょっと待て!』

 飛び立とうとするヴァルシオンをマサキが呼び止めます。
 
『なんだ。その状態でやるというのか。』
『違う!そっちにシュウはいるのか!』
『いると答えたらどうする。』
『伝えて欲しい事がある。』
『何を伝えるのだ。』
『聞きたいことが出来た。その事を聞くために必ずお前の元に行く。そう伝えてくれ。』
『フッ、もう少し突っかかって来ると思ったのだがな。何があったのやら。』

 そう言って、ヴァルシオンを通じてビアンの視線を感じます。
 彼の中では私が何かしたと思われているようです。
 それは正解なのですが、彼の中でどういうイメージなのか心配になってきます。

『わかった。伝えよう。オレはアイドネウス島で待っているぞ!』

 そう言って、ヴァルシオンは猛スピードでこの場から離れていきます
 それに従い、各部隊も撤退していきます。

(何とかなりましたか。しかし、この疲労感はなんでしょうか。)

『おい!直ぐにコクチョウに戻るからな!しっかりしろよ!』
「戒!しっかりして!」

 そんな事を聞きながらもこの疲労について考えます。
 思い出したくもありませんが、今まで死に掛けた事が何度もあったのでその時との違いを感じます。
 死に掛けた時は凄まじい激痛と悪寒などを感じましたが、今はただ疲労しているだけのように感じます。
 そのために、とある物を
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