36話
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緑の燐光を纏いウプウアウトはフルスピードでディバイン・アームを構えたヴァルシオンに突撃します。
(それにしても、前回は最初でしたし、必死過ぎてあまりわかりませんでしたが、何だか機体と体のリンクが凄くてまるで自分の体の様に動きますね。)
機体との一体感に驚きつつもヴァルシオンが振り下ろすディバイン・アームを受け止める為にZ・Oソードを十字にします。
「まずは、力比べをさせて貰います!」
『このヴァルシオンに真っ向から挑むか!!』
この瞬間に、ヴァルシオンのディバイン・アームとウプウアウトのZ・Oソードがぶつかり合い火花を散らします。
「はああああああああああああああ!!!!!」
『ぬおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
お互いにスラスターを全開にして、全力でぶつかり合います。
わずかながら、ウプウアウトが押されているようですが、先ほどの様に余裕を相手にも与える事は無く切り結んでいるのですからまずまずの結果でしょう。
それにしても、出力的にはこちらの方が圧倒的に上なのに押し返せないという事は、今発現しているエネルギーはほとんどロスされているということなのでしょう。
そんな事を考えているとじりじりとディバイン・アームがこちらに近づいて来ます。
『フッ、やはり力ではこのヴァルシオンに及ばぬようだな。』
「その様ですね。しかし、油断は禁物ですよ!」
「チャンス!」
その言葉の後に、押される事によりグラビティ・レールガンの射線上よりウプウアウトの腕が外れた事によりアーニャがグラビティ・レールガンを操作してヴァルシオンに至近距離から放ちます。
流石に、至近距離からの攻撃の為にヴァルシオンは回避することが出来ずに命中しましたが、目立ったダメージは受けていない様でした。
しかし、体勢を大きく崩したので念動フィールドと纏っているオーラを右足に集中するイメージを浮かべてヴァルシオンに蹴りを放ちます。
その蹴りをヴァルシオンは左腕でガードしたが、そのまま、ヴァルシオンを吹き飛ばしました。
ですが、それほどダメージを与えた様子はなくヴァルシオンは直ぐにディバイン・アームを構えて、こちらの様子を窺います。
(しかし、頑丈ですね。究極ロボといわれる事だけの事はあります。まさか、グラビティ・レールガンの直撃を受けてそれ程のダメージを受けていないとは。それにしても、この状態になってから思った通りに機体が動くのはなぜなのでしょうか。まるで機体そのものが、私の体の様に感じます。)
『フッ、なかなかやるものだ。昨日、エルザムに手も足も出ずにいたとは信じられんな。』
「仕方ありませんよ。あなたは元々科学者でしょう。彼は生粋の軍人です。それに、PTなどの機動兵器の操縦経験もあちらの方が圧倒
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