マクロスF
0701話
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然なんだよな。何だかんだでシェリルとは妙に遭遇する事が多かった為、そういうのをすっかり忘れてた。
だが、なるほど。確かに来週帰るとすれば自分のイヤリングは早い内に返して貰いたいと思うのは当然か。
「それに……あのイヤリング、大事な物なのよ。そう、とても大事な……」
「ふぅ、分かったよ。お前が帰るまでには何とかしてイヤリングを返しにいくから、今日は何とかそれで納得してくれ。俺に出来る事なら何でもするから」
「……」
俺の言葉を聞きながらも、物憂げな表情で紅茶を口へと運ぶシェリル。そのままカップをテーブルの上へと置き……
「何でも言う事を聞くって言ったわね?」
口元に、まるでしてやったりとでも表現出来そうな笑みを浮かべて俺へと悪戯っぽい視線を向けていた。
「……おい、もしかして今までのは全部嘘か!?」
「まさか。本当よ? このイヤリングが大事なのも。けど、アクセルがそう言うんなら嘘は吐かないでしょ。きちんと私の手元にイヤリングが戻って来るのは間違い無いでしょうしね」
「何でそこまで俺を信用出来る? 実際に会ったのは殆ど無いってのに」
「それでも、私の直感はアクセルを信用出来るって告げてるのよ。さて、それよりも……折角だし、どこか面白い場所に連れて行って貰おうかしら。この前アクセルと一緒に行動した時はアイランド1の中だけだったから、別の場所がいいわね。案内、期待してるわよ?」
綺麗な笑みを浮かべてそう告げるシェリルに、思わず見惚れてしまうのだった。
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