暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第四十七話 Final Weapon W
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ルインが繰り出した2つ巨大な衝撃波のダブルアースクラッシュとエックスのギガブレードの衝撃波がジェネラルに直撃し、大爆発を起こした。
中破したジェネラルは力尽きたようにその場に倒れ伏した。

エックス「…ジェネラル…」

倒れたまま微動だにしないジェネラルを見止め哀しそうに唇を噛むエックス。
命を賭して掴んだ勝利ではあったが…それもこれもあのシグマの思惑通りの結果だと思うと虚しさばかりが胸に過ぎる。
本来同胞であった筈のレプリフォースとここまで凄惨な殺し合いを演じる破目になったのも、全てはシグマの野望から始まった事であると言う事実が一層エックスの心を暗くした。

ルイン「エックス…」

彼女がエックスを労るように寄り添う。
エックスも彼女に儚い笑みを浮かべながらも彼女の肩を抱いた瞬間。
けたたましい警報音と凄まじい振動が発生した。
誰の目にも今このデスフラワーに尋常では無い事態が起こっている事は明白であった。

ジェネラル「馬鹿な…この兵器が動くはずは!!」

異変を察知したジェネラルも上体を起こしながら驚愕に目を見開いていた。

ルイン「どうしたんですか!!?」

ジェネラル「どうやら奴の仕業のようだ。デスフラワーの中枢でお前達が私以上に幾度も接してきたであろうあの男がお待ちかねだぞ。」

エックス「シグマか…!!」

ジェネラル「急いでくれエックス、ルイン。地球が危ない」

エックス「分かった。行こうルイン!!」

ルイン「うん!!」

エックスとルインがシグマがいるであろうデスフラワーの中枢へ向かう。
それを見つめていたジェネラルは自嘲の笑みを浮かべた。

ジェネラル「何とも不様なものだな…」

ゼロ「ジェネラル…」

声に反応したジェネラルは前を見ると漆黒のアーマーを身に纏ったゼロがジェネラルを見つめていた。

ジェネラル「ゼロか…エックス達はデスフラワーの中枢に向かった。」

ゼロ「デスフラワーの中枢にシグマがいるようだな」

ジェネラル「そうだ…」

ゼロ「お前は後回しだ。俺もこの兵器を止めに行く。俺達が折り良くシグマに勝てたらすぐに処分しに戻ってきてやるから、せいぜい首を洗って待っているんだな」

そんなゼロに対してジェネラルもまた愉快そうに口元を緩ませると大笑する。

ジェネラル「フッ…フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!良かろう。私とてどうせ処分されるならお前達の手で処分された方が清々する。だから必ず戻って来い。ハンターとしての職務をお前自身の手で果たす為にも」

ゼロ「ああ…処分寸前になって逃げるなよ」

ジェネラル「フン…見くびりおって。誰が逃げるものか。楽しみにしておるぞ。」

3人が去った後、1人微笑みつ
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