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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第35話 調教
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「いや〜火織くん、見事な手際だったよ。ゲーム終了後もよろしく頼む」
授業が終わった後私は最後の夕食に招かれ、夕食後玄関ホールにてフェニックス家の面々からお別れを言われていた。ちなみにライザーもこの場にいるけど眷属さんたちは疲れ果てたのかまだ教室の方でぐったりしてるらしいわ。レイヴェルも含めてね。
「いえいえ、私は出来る事をしたまでですから。それにフェニックス卿、お言葉ですが教育はこれで終わりだと思いますよ? ゲームは勝つつもりですから」
「はっはっはっ! そうかそうか、楽しみにしているよ!」
そう言ってフェニックス卿は私の肩を叩いてくれた。なんかフェニックス卿って打ち解けると気さくなおじさんって感じね。なんだか想像とだいぶ違うわ。
「ほらライザー! お前も火織くんに挨拶しないか! せっかくお前のために来てくれたのだからな! しっかりと礼を言わねば! 次に会えるのは5日後なのだからな」
「……ふんっ」
あらあら、そっぽを向いちゃって。教育が足りなかったかな? まあ最後だし優しくしてあげますか。
「それではライザー様、しばしのお別れです。次に会うのはゲームの時ですね。その時は正々堂々よろしくお願いいたします」
「……」
……まったく、話しかけられたらちゃんと返事しなくちゃダメですよ? やっぱり調教、もとい教育が足りなかったかしら? 3日間しか無かったからあまりできなかったしね。
「……次会ったら容赦しないからな」
……あら意外、ちゃんと反応してくれたわ。少しは成果があったみたいね。
「はい! 私も全力でお相手させて頂きます!」
私はいつもとは少し違う、優しげな笑顔を向けた。3日間とはいえ教え子だしね。成長してくれたみたいで嬉しいわ。
「……ふんっ」
あらら、またそっぽ向いちゃった。若干顔も赤いし……もう、恥ずかしがり屋なんだから。
「はっはっはっ! 君みたいな息子の手綱を握れる娘が嫁に来てくれたら我が愚息も安泰なのだがな!」
「なっ! 父上! 一体何を!?」
「そうですよ、これからその嫁をかけて戦うんですから。ここからは敵同士ですよ。ですよね、ライザー様?」
「〜〜っ、お、俺はもう部屋に戻るぞ! 貴様、覚悟しておけよ!」
あれ? なんか怒って部屋に帰って行っちゃった? 急にどうしたんだろ? それになんでフェニックス卿や奥方、それにルヴァルさんまで笑いを堪えるような顔してるんだろう?
「まあそちらの方が丸く収まりそうですね」
え? グレイフィアさん? そちらってどちら? な、なんか私だけ置いてきぼりを食らってるような……。
「火織くん、私は本当に感謝しているよ。たった3日間でライザーは変わった。それもいい
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